アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

「ボリウッド4」関連記事ご紹介第3弾

2013-05-04 | インド映画

まだまだ出ますよ~、「ボリウッド4」を紹介した雑誌の特集記事。今回は2冊です。

 「Meets Regional」

Meets Regional (ミーツ リージョナル) 2013年 06月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
京阪神エルマガジン社

京阪神で売られている街歩きの情報誌なんですが、上のようにネットでも買えます。また、ブックファースト新宿店でも販売中。この号は300号記念号で、メインの100人インタビュー記事のあと、P.130~133にムンバイ取材記事がバーンと掲載されています。書いて下さったのは、自称「大和顔ライター」さん。

そう言えば、ムンバイでご一緒した時も”和風総本家”的雰囲気で、控え目で大人しい方でした。ところがこの記事を見てみると、ものすごい取材力! しかも、文章が面白い! 見出しも冴えてる! 例えば、「サルマーン・カーンはインドのオシャP?」。”オシャP”て、なんやねん? 調べてみたら、”おしゃれプロデューサーズ”のことだそうで、知らんかった~、でした。「JJ」から生まれた言葉だそうです。とまあこういう風に、豊富な語彙力が駆使されていて、かつ、こんな所まで取材を敢行!という所がカバーされていて、読み応えのある内容となっています。

さらに、目の付けどころもユニーク。ムンバイの海の上に建設されたバイパス”シーリンク”(上写真)の電光掲示板が、映画のエンドロールのように下から上に流れる方式なのを見て、「公共機関にも映画の影響が?」という記事になったりしています。小ネタ、大ネタ、いずれも面白く、インド好き、インド映画好きの人には必読の内容です。関西にお住まいの皆様は、ぜひ手に取って見てみて下さいね。

ところでこの「Meets Regional」、「ボリウッド4」以外の記事も面白くて、ついつい100人インタビュー記事も拾い読みしてしまったのですが、よくこれだけ優れた書き手を揃えられるな~、と感心していたところ、今その謎が解けました。上に付けたアフィリエイト欄にある「京阪神エルマガジン社」って、「Lマガ」を出していたところじゃないですか! 「Lマガ」とは、”東の「ぴあ」、西の「Lマガ」”と言われたタウン情報誌で、関西独特の魅力に溢れる雑誌でした。特に欄外の読者投稿欄「いえるいえる」は、時として「ぴあ」の「はみだしYouとPia」よりもオモロイことがあり、関西に帰ると欠かさず買っていたものです。2、3年前に帰省した時に聞いたら、「もうありません」と言われ、がっかりしていたのですが、こうやって別の雑誌に「Lマガ精神」(?)が生きのびていたとは。とつい、個人的感慨にふけってしまいました。

 「Meets Regional」は、写真も素敵です。小さい写真が多いのがちょっと残念ですが、ムンバイのオシャレな最先端スポットも紹介されていますので、これからムンバイに行ってみようと思っている方は忘れずにお求め下さいね。もちろん、アヌシュカ・シャルマ、プリヤンカー・チョプラの麗しいお写真も載っていますよ~。

 

「買ってね~」とアヌシュカ・シャルマちゃんも言ってます。

 ♪

「BRUTUS」

BRUTUS (ブルータス) 2013年 5/15号 [雑誌]
クリエーター情報なし

マガジンハウス

 P.143に、「ボリウッドの楽しみ方、虜の私がだだしゃべり。」という原千香子さんの紹介文が。原さんは、以前ご紹介した「GQ Japan」のムンバイ取材記事「駆ける、ムンバイ 漲る、ボリウッド」も書いて下さった方で、インド映画への思いの丈が述べられています。「ボリウッドの3大カーンをこの機会に覚えておこう。」というコラムも付いており、「ボリウッド4」4作品を使った紹介が。目印は、『きっと、うまくいく』のこの写真です!

♪ AAL IZZ WELL! ♪

 

ⓒVinod Chopra Films Pvt Ltd 2009. All rights reserved

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  インド映画♪脇役賛歌<その... | トップ | インド映画♪脇役賛歌<その3... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インド映画」カテゴリの最新記事