アジア映画巡礼

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力作アニメーション『トゥルーノース』日本公開決定!

2021-03-12 | アジア映画全般

昨年の東京国際映画祭で上映されたアニメーション映画『トゥルーノース』が、6月4日(金)から公開されることになりました。こちらでもご紹介したのですが、北朝鮮の強制収容所の実態を描く力作アニメーションです。試写でもう一度拝見してからまた詳しくご紹介しますが、TIFFで見た時の衝撃はかなりのものがありました。ぜひ、多くの方に見ていただきたい作品です。

『トゥルーノース』
 2020年/日本、インドネシア/英語/94分/原題:True North
 監督・脚本:清水ハン栄治
 声の出演:ジョエル・サットン、マイケル・ササキ、ブランディン・ステニス、エミリー・ヘレス
 配給:東映ビデオ
6月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開

<ストーリー>1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民したパク一家は、平壌で幸せに暮らしていたが、突然父が政治犯の疑いで逮捕。家族全員が突如悪名高き政治犯強制収容所に送還されてしまう。過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い、他人を欺く一方、母と妹は人間性を失わずに生きようとする。そんなある日、愛する家族を失うことがきっかけとなり、ヨハンは絶望の淵で「生きる」意味を考え始める。やがてヨハンの戦いは他の者を巻き込み、収容所内で小さな革命の狼煙が上がる...。


©2020 sumimasen

描かれた内容もそうなのですが、ペーパークラフト・タッチのアニメ画像も非常に印象的です。アヌシー国際アニメーション映画祭で、コントルシャン部門(Contrechamp Award。2019年に新設された、実験性・革新性のある個性的な長編アニメを選ぶ部門)にノミネートされたのも納得で、つらい内容ながらアニメ作品としての素晴らしさも堪能できます。最後に予告編を貼り付けておきますので、『トゥルーノース』のタッチに触れてみて下さい。

映画「トゥルーノース」新予告編

 

 

 


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