第36回東京国際映画祭ラインアップ発表！～アジア映画が盛りだくさん!!

2023-09-27 | アジア映画全般

本日、10月23日(月)～11月1日（水）開催の第36回東京国際映画祭の全容が発表されました。安藤裕康チェアマンは、アフター・コロナが本格的となった今年は①量的拡大で上映本数が昨年の174本から219本に、②祝祭感の盛り上げで久々にオープニング・パーティーを開催、関連イベントも充実させたい、③アジアとの連携を強化する、という三点の特徴を挙げて、意気込みを語りました。確かに本数、特にアジア映画の本数が多くなった感じで、このアジア映画一覧リストもかなり長いものになっています。リストの作品データの最後に付いているのは、各作品の上映日時データです。

［コンペティション］
『西湖畔に生きる』
　2023／中国／中国語／原題：
　監督：グー・シャオガン [顾晓刚]
　出演：ウー・レイ、ジャン・チンチン
10/28[SAT] 16:05- / 10/30[MON] 10:00- / 10/31[TUE] 21:10- -

©Hangzhou Enlightenment Films Co., Ltd.

『野獣のゴスペル』
　2023／フィリピン／ヒリガイノン語
　監督：シェロン・ダヨック
　出演：ジャンセン・マグプサオ、ロニー・ラザロ、ジョン・レンツ・ジャヴィ
10/28[SAT] 10:00- / 10/29[SUN] 13:10- / 10/31[TUE] 16:10- -

@Southern Lantern Studios

『ロングショット』
　2023／中国／中国語／原題：
　監督：ガオ・ポン [高朋]
　出演：ズー・フォン、チン・ハイルー、ジョウ・ジェンジエ
10/24[TUE] 18:35- / 10/26[THU] 11:05- / 10/29[SUN] 10:10- -

『ペルシアン・バージョン』
　2023／アメリカ／英語・ペルシア語／原題：The Persian Version
　監督：マリアム・ケシャヴァルズ
　出演：レイラ・モハマディ、ニコシャ・ヌール、カマンド・シャフィイサベット
10/25[WED] 21:15- / 10/27[FRI] 14:45- / 10/29[SUN] 10:00- -

©Yiget Eken. Courtesy of Sony Pictures Classics

『ロクサナ』
　2023／イラン／ペルシア語／原題：Roxana
　監督：パルヴィズ・シャーバズィ
10/25[WED] 18:30- / 10/27[FRI] 11:20- / 10/30[MON] 18:10-

『雪豹』
　2023／中国／チベット語・中国語／原題：
　監督：ペマ・ツェテン [万玛才旦]
　出演：ジンバ、ション・ズーチー、ツェテン・タシ
10/26[THU] 21:10- / 10/29[SUN] 18:40- / 10/31[TUE] 10:00- -

『タタミ』
　2023／ジョージア、アメリカ／英語・ペルシア語／原題：Tatami
　監督：ザーラ・アミール・エブラヒミ、ガイ・ナッティヴ
　出演：アリエンヌ・マンディ、ザーラ・アミール・エブラヒミ、ジェイミー・レイ・ニューマン
10/25[WED] 13:05- / 10/27[FRI] 21:15- / 10/29[SUN] 13:20- -

©Juda Khatia Psuturi

［アジアの未来］
『離れていても』
　2022／香港／広東語・中国語・日本語他／原題：
　監督：サーシャ・チョク（祝紫■）
　出演：ウー・カンレン、サーシャ・チョク、アンジェラ・ユン
10/23[MON] 18:05- / 10/26[THU] 16:50- -

『ラ・ルナ』
　2022／シンガポール、マレーシア／マレー語・英語／原題：La Luna
　監督：M・ライハン・ハリム
　出演：シャヘイジー・サム、シャリファ・アマニ、ワン・ハナフィ・スー
10/24[TUE] 18:25- / 10/26[THU] 13:35- -

『マディーナ』
　2023／カザフスタン、パキスタン、インド／カザフ語
　監督：アイジャン・カッセィムベック
　出演：マディーナ・アキルベック、アリベック・アディケン、ネセィベリ・セリクバエワ
10/28[SAT] 19:25- / 10/30[MON] 21:05- -

©KANOKINO PRODUCTION

『マリア』
　2023／イラン／ペルシア語／原題：Maria
　監督：メヘディ・アスガリ・アズガディ
　出演：カミャブ・ゲランマイエー、パンディア・パナヒハ、サベル・アバール
10/29[SUN] 10:25- / 10/31[TUE] 16:40- -

『家探し』
　2023／イスラエル／ヘブライ語／原題：
　監督：アナト・マルツ [ענת מלץ]
　出演：ヴィクトリア・ロソフスキー、レヴ・レイブ・レヴィン、サラ・ヴィノ・エラド
10/23[MON] 21:20- / 10/31[TUE] 10:30- -

『レッドライフ』
　2023／タイ／タイ語／原題：
　監督：エカラック・ガンナソーン [เอกลักญ กรรณศรณ์]
　出演：ティティ・マハーヨーターラック、スピチャー・サンカチンダー、スミッター・ドゥアンゲーオ
10/25[WED] 16:25- / 10/29[SUN] 16:55- -

『ロシナンテ』
　2023／トルコ／トルコ語／原題：
　監督：バラン・ギュンドゥズアルプ [Baran Gündüzalp]
　出演：ニライ・エルドンメズ、ファティヒ・ソンメズ、ジャン・デミル
10/27[FRI] 20:15- / 10/30[MON] 10:50- -

©AlkaliFilm

『相撲ディーディー』
　2023／インド／ヒンディー語／原題：Sumo Didi
　監督：ジャヤント・ローハトギー [जयंत रोहतगी]
　出演：シュリヤム・バグナーニー、チャイタニヤ・シャルマー、ニテーシュ・パーンデー
10/27[FRI] 17:00- / 10/29[SUN] 13:30- -

［ガラ・セレクション］
『満江紅（マンジャンホン）』
　2023／中国／中国語／原題：満江紅
　監督：チャン・イーモウ [张艺谋]
　出演：シエン・タン、イー・ヤンチェンシー、チャン・イー
10/24[TUE] 14:45- / 10/28[SAT] 10:00- / 10/31[TUE] 18:30- -

『緑の夜』
　2023／香港／韓国語・中国語／原題：
　監督：ハン・シュアイ（韓師）
　出演：ファン・ビンビン、イ・ジュヨン、キム・ヨンホ
10/29[SUN] 12:30- -

『ムービー・エンペラー』
　2023／中国／中国語／原題：
　監督：ニン・ハオ [宁浩]
　出演：アンディ・ラウ、ニン・ハオ、パル・シン
10/25[WED] 15:40- / 10/30[MON] 21:00- -11/01[WED] 18:40- -

©Huanxi Media Group Limited (Shanghai)

『ポトフ（原題）』
　2023／フランス／フランス語／原題：The Pot-au-Feu
　監督：トラン・アン・ユン [Tran Anh Hung]
　出演：ジュリエット・ビノシュ、プノワ・マジメル
10/24[TUE] 14:00- -

［ワールド・フォーカス］
『耳をかたむけて』
　2023／中国／中国語／原題：
　監督：リュウ・ジャイン [刘伽茵]
　出演：フー・ゴー、ウー・レイ、チー・シー
10/23[MON] 13:30- / 10/27[FRI] 20:50- -11/01[WED] 16:10- -

©Beijing Benchmark Pictures Co.,Ltd

『湖の紛れもなき事実』
　2023／フィリピン、フランス、ポルトガル、シンガポール、イタリア、スイス、イギリス／タガログ語／原題：
　監督：ラヴ・ディアス
　出演：ジョン・ロイド・クルーズ、ヘイゼル・オレンシオ、シャイーナ・マグダヤオ
10/28[SAT] 15:50- -11/01[WED] 11:15- -

©Films Boutique

『漁師』
　2022／フィリピン／フィリピノ語／原題：
　監督：ポール・ソリアーノ
　出演：モン・コンフィアード、ユーラ・バルデス、ヘブン・ベラレホ
10/26[THU] 20:45- / 10/30[MON] 14:30- -

『愛は銃』
　2023／香港、台湾／中国語・台湾語／原題：
　監督：リー・ホンチー [李鴻其]
　出演：リー・ホンチー、リン・インウェイ、ジェン・チンユー
10/23[MON] 21:45- / 10/27[FRI] 10:30- -11/01[WED] 16:00- -

©MONOLOGUE FILMS & SOUTHIE FILMS

『メイ』
　2023／中国／中国語・上海語／原題：
　監督：ルオ・ドン [罗冬]
　出演：チェン・ユーメイ、リウ・ショウユン、リウ・イェンフー
10/23[MON] 16:30- / 10/30[MON] 18:20- / 10/31[TUE] 12:45- -

©Way Good Entertainment Co., Ltd.- Green Ray Films (Shanghai) Co., Ltd. - Shanghai Dong Production.

［ワールド・フォーカス：台湾電影ルネッサンス2023］
『成功補習班』
　2023／台湾／中国語／原題：
　監督：ラン・ジェンロン [藍正龍]
　出演：ジャン・ホァイユン、チウ・イータイ、ジャーリーズ・ラム
10/25[WED] 18:05- / 10/27[FRI] 10:45- -11/01[WED] 13:10- -

『ミス・シャンプー』
　2023／台湾／中国語／原題：請問、還有［口那］裡需要加強
　監督：ギデンズ・コー [九把刀]
　出演：ダニエル・ホン、ビビアン・ソン、クー・チェンドン
10/26[THU] 15:30- / 10/28[SAT] 20:50- / 10/31[TUE] 12:55- -

『Old Fox』
　2023／台湾／中国語／原題：
　監督：シャオ・ヤーチュエン [蕭雅全]
　出演：バイ・ルンイン、リウ・グァンティン、アキオ・チェン
10/27[FRI] 14:40- / 10/29[SUN] 21:00- / 10/31[TUE] 15:45- -

『青春の反抗』
　2023／台湾／中国語／原題：
　監督：スー・イーシュエン [蘇奕瑄]
　出演：リー・リンウェイ、イェ・シャオフェイ、ロイ・チャン
10/24[TUE] 20:20- / 10/26[THU] 10:30- -11/01[WED] 10:20- -

［ワールド・フォーカス：アジアン・シネラマｰ香港フォーカス］
『トニー・レオンマスタークラス／2046』
　2004／香港／広東語・中国語・日本語／原題：2046
　監督：ウォン・カーウァイ [王家衛]
　出演：トニー・レオン、コン・リー、フェイ・ウォン
10/26[THU] 11:30- -

『白日の下』
　2023／香港／広東語／原題：
　監督：ローレンス・カン [簡君晋]
　出演：デビッド・チャン、ジェニファー・ユー、ウー・フォン
10/25[WED] 12:15- / 10/31[TUE] 19:00- -

©One Cool Film Production Limited

『年少日記』
　2023／香港／広東語／原題：
　監督：ニック・チェク [卓亦謙]
　出演：ロー・ジャンイップ、ロナルド・チェン、ショーン・ウォン
10/28[SAT] 12:00- -11/01[WED] 10:20- -

『バイタル・サイン』
　2023／香港／広東語／原題：
　監督：ヴィンシー・チェク [卓韻芝]
　出演：ルイス・クー、ネオ・ヤウ、アンジェラ・ユン
10/27[FRI] 16:05- -11/01[WED] 19:30- -

『烈火青春＜４Kレストア版ディレクターズカット＞』
　1982／香港／広東語／原題：烈火青春
　監督：パトリック・タム [譚家明]
　出演：レスリー・チャン、パット・ハー、セシリア・イップ
10/29[SUN] 15:45- -

［アニメーション］
『アートカレッジ 1994』
　2023／中国／中国語／原題：
　監督：リウ・ジエン [刘健]
　声の出演：ドン・ズージェン、チョウ・ドンユィ
10/26[THU] 20:25- / 10/31[TUE] 15:05- -

『深海レストラン』
　2023／中国／中国語／原題：
　監督：ティエン・シャオポン [田晓鹏]
　声の出演：ワン・ティンウエン、スー・シン
10/26[THU] 14:20- -11/01[WED] 18:30- -

［ユース］
『白い小船』
　2023／中国／中国語／原題：
　監督：ゴン・ズーハン [耿子涵]
　出演：ジョウ・メイジュン、ホアン・ズーチー
10/24[TUE] 21:50- / 10/27[FRI] 14:00- -

［TIFFシリーズ］
『平原のモーセ』
　2023／中国／中国語／原題：
　監督：チャン・ダーレイ [张大磊]
　出演：ドン・ズージェン、ハイ・チン、チウ・ティエン
10/24[TUE] 10:00- / 10/30[MON] 10:05- -

開催場所は昨年と同じ日比谷・有楽町地区で、チケット発売は10月14日からです。詳しくは東京国際映画祭公式サイトをご参照下さい。では皆様、今年も有楽町で会いましょう！

＜追記＞今年のTIFFは事務局がすごい！　ラインアップ発表記者会見当日には、ほぼ全作品のデータと画像が揃い、監督顔写真もほとんど全部付いているほか、予告編のあるものも。昨年までは、記者会見当日は画像1枚のみ、ということが多かったのに、準備万端整っているのはもう感激以外の何ものでもありません。しかしながら、うちのような弱小ブログはそれからが大変。
①画像に付いた説明文が長い。これは、メインかサブかという区別の他、映画題名（英語題）と©までもが付いていることが多いためで、ブログの画像としてアップしようとすると「60文字以下にして下さい」とはねられてしまいます。仕方なくコピペしてキャプションを書き換え、それを使ってアップすることになり、すごく時間がかかりました。この、©が付いている、という方式は、画像を使う時にいちいち©を探さなくて住む、という点ではスグレモノなのですが、個人ブログにとってはシクシク案件でもあるのでした。
【例】『ペルシアン・ヴァージョン』より

②画像のサイズが大きすぎる。映画のスチールとして普通使っているのは、1000台から2000台の画像ですが、今回のTIFFの画像は5000台、6000台がざら。そうするとまたうちのブログが画像のアップロードの時、「サイズが大きすぎます」と差し戻してくるんですね。で、いちいちリサイズするか、同じ作品の別画像でサイズの小さなものを選んだりしなくてはなりません。リサイズして、名前も付けて（「20％」とかを最後に書き加える）保存し、そこから再度アップし直すのですが、今回はこれも多くて何度も涙目に。でも、雑誌等出版物に使う場合は、これぐらい大きいサイズでないときれいに出ないそうです。10年ほど前「インド映画完全ガイド」を作る時、デザイナーさんから、「もっと解像度の高い画像はないんですか？！」とよく言われたのを思い出します。「映画宣伝の素材は、いつもこのくらいの大きさですけど」と言ったら、そのデザイナーさんはびっくりしていました。
【例】『西湖半に生きる』

というようなことを約30枚分やっていたので、今回は時間がかかってしまいました。やっと最後までたどり着けてホッとしています。あとはTIFF公式サイトのその作品のページを見て下されば、あらすじ等もわかりますので、ぜひ訪問して下さいね。

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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります