


ある夏の日の夕方のこと
私は病院での仕事を終えて、病院近くの横断歩道で信号を待っていました。
「ふえ~、今日は忙しかったなあ・・」とかなんとか思いながら
横断歩道の向こう側を見ると
???!!!
なんかみたことある顔が・・!
絶対にA君だあぁ!!
信号が青になって、彼がこちら側に歩いてくるのを待って声をかけました。
「えっと、もしちがってたらごめんなさい、Aくんじゃない?
わたし、Aちゃん(おなじみ心友のAちゃん)の友達のQだよ。」
A君「おおおおおお~~~!!!ひさしぶり~~~~!!!!!」
ぶんぶんぶん!!!!って音が出るかと思うくらい握手しました。
えっと、彼は、心友Aちゃんの友達で
私は2~3回くらいしか会っていないのですが
初めて会ったのが19歳の夏。
彼も含めて男子4人でAちゃんの実家(能登)に遊びに来るというので歓迎しよう!!と盛り上がり、
能登の旅の見どころをAちゃんと私でまとめて、旅のしおり的な雑誌を作ったのでした。
方言辞典とかのコーナーもあったり。
徹夜して爆笑しながら作りました。
能登では、
みんなでバーベキューをしたり、
浜辺を走ったり、
何日も一緒に過ごしたので、
なんだかすっかり仲良くなったけれど、
その後お手紙をやり取りしたり1~2回東京で会ったきり、
15年以上ご無沙汰していたわけです。
当時大学生のA君、いまは俳優さんで
わたしはTVでちょくちょく彼を見かけていたからそんなに久しぶりな気もしなかったけれど
数えてみたら15年ぶり以上だって言うので二人とも驚きました。
A君「え???Qちゃんここでなにしてんの??」
わたし「そこの病院で4月から働いてるの。Aくんは??」
A君「俺、その病院の後ろに住んでんの!!めちゃめちゃ近いね!!
来月末には引っ越しちゃうんだけどさ。
今ね、たまたまRがうちに来てるんだよ。お茶でも飲んでけば???」
Rくんも19歳の時に能登にきたメンバーです。一気に2人と再会できるとは、
しかももうすぐ引っ越ししちゃうというタイミングで・・おもしろい!!!
二つ返事でA君の部屋にお邪魔しました。
「R!!ひさしぶり!!!!!」
と声をかけたときのRのハト豆な表情が忘れられません。
R「・・?なんでQちゃん?」
そりゃそうだ🤭
A君がホームセンターに買い出しに行ったらなんでかわたしが付いてきたってわけですから。
なんでも、彼らは翌日から自主製作映画の撮影に入るとかで、その打ち合わせをしたらしく。
学生の時から映画を撮っていたのは知っていたけれど
そのころと同じテンションというか、情熱というか…
まったく変わっていなくって驚きました。
そしてわたしは、驚くと同時に
なんだか感動を覚えたんですよね😌
現在はメディアの世界で活躍している彼らが
「原点回帰!!!」
とか言いながら
変な棒(ごめん!!)にスプレーで色付けたりしながら小道具を作っていたり
顔を輝かせながら取り組んでいるさまを見ることができて
ものすごく!刺激になりました。
年齢とかキャリアを言い訳に減速なんかしてたまるか!!的な熱さが伝わってきて
すごいなと思ったし、うれしかった。
見た目も、ほとんど昔と変わってない二人だから、
昔に戻ったような気も、とてもしつつ、でも二人ともipadとか使ってて
あ、やっぱり今なのね、とか思い直したり。
(最近、こういうタイムトラベルみたいなのが多い・・)
Aくんの部屋からAちゃんに電話したら
やっぱり
「え???なんで???」って。
そりゃそうです(笑)
翌日から3日間、そのA君の部屋でも撮影するというので
わたしは差し入れをもって行く約束をして
A君の部屋を後にしました。
さてその翌々日にわたしは
映画の撮影現場に差し入れを持って行き
翌週の休日には心友AちゃんとともにA君の落語を聞きに行き
おとといも道でバッタリA君に会うという・・・・
急にいっぱい会えるようになりました(笑)。
おととい会った時には、もうお互い
「会い始めると、まあ、よく会うよね~~」
とか大笑いです。
A君は落語がとても上手なのですが、
彼の落語を聞いていて、なんだか、登場人物が彼の周りにいっぱい見えてくるような、
江戸の町並みまで見えてくるような(蜃気楼みたい)、なんかすごいものを見た気がしていました。
そしてその後、やたらと江戸時代のの暮らし、というか
江戸の社会というかが気になり始めています。
江戸の暮らしには、
・長屋などの人同士のつながり重視の社会
・食の工夫(冷蔵庫もないし)
・絹・綿を重ねて着る着物
・江戸時代の女性の体の動きがもたらす影響
・月経血コントロール(ナプキンとかないしね・・)
・老舗の働きかた
・なんてったってエコ!!
少しずつどこかで聞いていた気になるトピックがいっぱいなんだなあと
改めて感じています。
ところで私は
20代後半、
着物にドハマりしていた時期がありまして。
布、というか、柄、というか、
とにかく広げて眺めているだけでも幸せで
着物業界に転職したいとすら思っていました。
毎日着物で暮らしたいと
出かけるときはもちろん、
仕事から帰ったらすぐ着物に着替えていたりもしていたくらい。
しかし、子供を産んでからは、
なかなか着付けして出かけるなんて時間もなくて
断捨離!!の時期にほとんどの着物を手放しました。
いまはとくに気に入っているものだけ残してあります。
暑さが落ち着いたら、それを出して眺めてみたいし、江戸のことも調べてみたい。
A君のおかげで
そんなたくさんの発見ができました。
(過去記事ここまで)
………
AくんとRくんとAちゃんと
12年後に
焼き鳥屋さんでゲラゲラ笑う日がうっかり来るよ〜だなんて
もちろんこの時は想像もつかないわけで
そう思うと、
本当にこの世界は
最高に面白いことで溢れてるなって思います🙌
そして
人との出会いや再会って
あらたな世界が広がったり
大切なことを思い出したりする
結構大きなきっかけになるんだねぇって
わたしも読んでいてあらためて思いました😌
時間と人との関係って
やっぱり面白いですよねー✨
というわけで今日はこの辺で😌
ではでは
またー✨
さら
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