チョー久しぶりのバーです。
この店、以前は、
いまある三番街にはなく、区役所通りにありました(当時の店名は“ドンキホーテ”ではなく、“藤田Bar”)。
初めてChrisちゃんに連れていってもらったときは、もう緊張で正直ガタガタでした。
だって、夜の区役所通りなんてねぇ。馳星周の『不夜城』、まんまですから
しかも以前の店は会員制だったし(建物から入り口から入りづらいことこの上なし)。
けれども、三番街は、ここほんとに新宿? ってくらいボサッとしてるのでひとりで来ても大丈夫ぃ
藤田さん、久しぶり!
ちなみに左の絵が本物で、右側のはニセモノです。
そのニセモノのカウンターの中にいるのが藤田さん。
お店はこんな感じ。
きちんとしてないところが好きです。
BARって、やっぱ緊張するもんね。
この砕けさ加減が好きです。
そしてここに来たら、まずはビール。とにかくビール……とはいってはいけません(むろん、とりあえずも)。
ここに来たら、まずは、
ジンリッキー!
【龍 ORYO STANDING BAR@Chris's monologue】←以前、ここで触れています
正直、ここのジンリッキーを越えるジンリッキーは飲んだことがありません。
って、褒めてるのに、
コンニャクのアテが出されたりします
こお気兼ねのなさが、肩から余分な力を抜かせてくれるんだろうなぁ。
フツーだったら、こんなふうには飲めませんよ。
だってここ、
あの札幌の名店“BAR やまざき”の系譜の店ですから。
そうそう、『太田和彦のバーのある街へ』の#8「札幌に、重鎮マスターを訪ねて」で登場したバーです。
番組では、この本の最初に登場する“ドゥ エルミタアヂュ”も紹介されました。
ちなみにこの番組のプロデューサー兼ディレクターは、あの“料理・酒 おがわ”の髭のオヤジさまです。
【料理・酒 おがわ@くりす的全国名酒場紀行】←ここだよん
本で紹介されている店は、ほとんどが北海道にあるんだけど、一軒だけ、ここ新宿にもあるんです。
*私には師匠がふたりいます。ひとりはもちろん山崎マスター。もうひとりは、日本のバーの草分け的な存在で、山口瞳や開高健など多くの文人が通っていた新宿『いないいないばぁ』の末武マスターです。(本文より)
BARやまざきの系譜 (2013/02/28) 山崎 達郎、弟子・孫弟子たち 商品詳細を見る |
そんな藤田さんのつくるジンリッキー、まずいわけがありません。
オヤジさまの番組で太田センセイが山崎マスター自ら振ってもらった、
サイドカーを弟子に振ってもらいました。
もううますぎて、なんもいえねー(北島康介ふうで)。
『太田和彦のバーのある街へ』で、山崎マスターがいっておられたことを、ふと思い出しました。
「よくね、マティーニはカクテルの王様だっていわれてるでしょ。わたしはね、これが(サイドカーの意)王様だと思っています」(山崎マスター談)
つまり、ほかのカクテルはみな、このサイドカーのバリエーションだと山崎マスターはいっておられるのです。他のカクテルにいちばん影響力を与えた、大元の飲み物。
それがサイドカーなんです。
って、こんなことを書いちゃうと、ビビリでチキンハートのヒトはなかなか入れなくなってしまうので、そんなに緊張せず、普段通う居酒屋気分で来てみてください。
たまにゴボウ入りのカレー食べさせられたりします。
この日もヅケマグロの握り(むろん藤田さんが握りました)や、ヅケカツオの握りを無理やり食べさせられました。
ぼくって、ひょっとするとイジラレキャラ?
“BAR やまざき”の系譜の店で、今宵ジンリッキーに酔いしれてみてはいかがでしょうか?
新宿3丁目でよく飲むヒトは、近いので〆に最適ですよ。
なんか偉そうなこといってるけど、そこ、アテクシの行きつけのバーだから
え゛え゛え゛ ッ
居酒屋
【くりす的全国名酒場紀行@ドンキホーテ 藤田 Bar】←お店の紹介