Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

チャイロ系的散歩もの(車熊次郎編/その4)

2012-11-15 08:07:23 | お出かけのようなもの

“とらや”です。
でも、“くるまや”です。

意味がわからん。


正確には“くるま菓子舗”っていうみたい(幟にそう書いてあるから)。じゃあ、なぜ“とらや”って店名が浸透してるのか? って話だよね。
それには理由があるんだけど、まずはいまいるこの店の説明から。
これ、本物の店ではなく、映画『男はつらいよ』で使われたセットです。

実はいま“寅さん記念館”のなかにいます。
本物の“とらや”は、

こっち↑↑↑、帝釈天で有名な題経寺の参道にあります。

第1作~4作までの作品が実際ここで撮影されたとのこと。
この写真からわかることなんだけど、むかしは“屋又柴”となっています。つまり“柴又屋”。
“とらや”と、とってつけたような小さな看板が見えるけど、要は映画にあやかり改名したってことなんですね。

これは↑、Chrisちゃんが何十年前かに撮った写真。
「寅さん ありがとう」って手書きの文字がいいですね。

さて、ではどうして“とらや”を改名し“くるまや”と呼ぶようになったのか?
“とらや”さんのクレームでないことは、もう明らか。
実際映画の第1作~39作まで“とらや”と呼んでいました。
ところが40作目以降からは“くるまや”と呼ばれています。
ちなみに『男はつらいよ』シリーズは全48作。
謎だよね。
でも実際考えてみたら“とらや”はヘンだよね。
寅さんの店でもあるまいし。
店の店主は車竜造(おいちゃん)さんなんだから、やっぱり“くるまや”じゃないと。
ってことを40本近く撮影して、ハタと気が付いたんではないかと、ぼくはにらんでいるんだけど、今度山田洋次監督に会ったらゼヒ質問してみたいです。

さて、このようなセットのなかに入ると、いのいちばんに気になるのは、

やっぱ冷蔵庫の中身。

ビールはサッポロのようです。
そういえば映画で飲んでいたビールもサッポロだったよなぁ。

そうそう、ここでさくら(寅さんの妹)さんが電話にでるんだよね。「あら、お兄ちゃん!?いま噂してたとこなのよ」みたいな。
寅さんはいまごろどこにいるのかな?

おや?
どうやら帰ってきてるみたい。

居間にはいないし……

ああ、疲れてるから二階でごろ寝してんのかぁ。
じゃあ、睡眠の邪魔をしないように、むかしの参道でも散歩してみますか。
 
あ、アサヒビールの看板。
当然この頃はスーパー○ライじゃないです。
 
富士盛?
聞いたことない酒ですね。

おまえ、飲みたくてしかたないんだろう?


この上着って実は女性物なんでしょ?
どっかでそんな話を聞いたことがあります。

全財産!?
これ、そうとう重いと思う。
こんなの持って旅してるんだ。
 
え!?
Torasanって☆があるんですか!?
 
なんかここ、めっさ楽しいンですけどぉ。
ここでひとつ耳寄り情報。

働き者の寅さん。
記念館の「館」の文字を取り付けるのに夢中になり、

右足の雪駄を地面に落としてしまいました。
ここからは記念館の従業員に聞いた話なんだけど、寅さんの雪駄は右足しか脱げないんだそうです。
そういえば映画のなかでも、つまづいて脱げるのはいつも右足だったような気がするなぁ。
従業員さんがいうには、左足の雪駄は絶対落とさない。
その利益を得ることができる。そういうんです。
駅前にある寅さんの銅像。

その左足を撫でるとそのご利益にあやかることができる。
絶対落とさない雪駄。
そこから多くの受験生や商売人が、寅さんの左足を撫でていくそうです。
そのせいで、

寅さんの左足はピッカピカに輝いていました。

柴又に来たら、ゼヒ触ってやってください。
ちなみに間違って右足を触ると、運を落とすそうです。ご注意ください。

つづく。。。


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