![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c4/74dfba3655dbbb7b6ffa025a23faffca.png)
今日のフジテレビの「ワイドナショー」に
雅楽師で演奏家の東儀秀樹さんが出演されていて
久々に拝見して、何となくお惚けなオヤジといった感じが新鮮でした。
雅楽の楽器、笙(しょう)と篳篥(ひちりき)を演奏されると
雅な古(いにしえ)の時に誘われ(いざなわれ)「越天楽」という曲が浮かびます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/fb/63c149204db9dc8cd2c04724bc844e91.jpg)
笙は、画像の右の方に見える口から息を吹き込むと、バグパイプのように
同時にいろんな高さの音が聞こえます。
この楽器は、シルクロードを通って日本に来て
今では日本にだけ残っている楽器だそうで
ヨーロッパの方のパイプオルガンの原型にもなったそうです。
東儀さんご自身の解説と演奏の動画を見つけました。30分ほどあるので
ご興味ある部分だけどうぞ。一番最後に東儀さん作曲の
「天から降る音」という幻想的な曲の演奏を聴くことができます。
私には、所々バッハのフーガのような運びに聴こえる所もあって興味深いです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/6a/7b3177604ab6c7bd0b4d0c912c28fa4a.jpg)
篳篥(ひちりき)の口の部分、管楽器の口のリードの部分は
大阪府高槻市の鵜殿の蘆原(よしはら)の蘆 しか無いという
いわゆる絶滅危機の材料なのだそうです。
篳篥で演奏されたのは「仰げば尊し」でした。
この歌の歌詞が難しくて理解できないという理由で
最近は音楽の教科書でも載っていないし、学校でも歌われることがないらしい。
実家の父が、亡くなるちょっと前眠りこけていて、時折覚醒すると
「仰げば尊し」を歌っていたと看護師さんから聞きました。
東儀さんの篳篥の演奏は、とても優雅でした。
昔、日曜日の朝9時から放送されていて楽しみに見ていた「題名のない音楽会」
結婚する前から、初代黛敏郎さんの司会の頃からで
いかにも作曲家をイメージしたような、髪の毛をかなり横のところから分けて
バッハやヘンデルなど、昔の作曲家をイメージしたような
白髪混じりの髪型と共に独特な言い回しの口調が蘇ります。
かなり長く黛さんでしたが、司会者の方は何人か替わられ
放送時間が早朝に変わってしまい、今また変わったのかな、見逃してばかりです。
画像をお借りした黛敏郎さん。
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後にこの番組にも、雅楽師の東儀秀樹さんが何度か出演されていましたが
あの当時、男前で高貴な感じで演奏も素晴らしく、印象に残っていた音楽家ですが
ワイドナショーでも、以前とあまり変わらずやっぱりダンディーでした。
最近の別のところのお写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c4/74dfba3655dbbb7b6ffa025a23faffca.png)
東儀というお名前は由緒正しきお家柄。
聖徳太子のブレインの渡来人の家系だそうです。
私の母校のバイオリンの先生で、オーケストラの指導をなさっていた教授も
東儀姓でした。先生の生徒さんのバイオリンの
ピアノ伴奏もたくさんさせて頂きましたが、伴奏者の私にもこわ~いタイプの先生。
私の学生時代は、凍り付くような雰囲気の中でのレッスンは当たり前の時代でした。
東儀というお名前から、そんなことも思い出しています。
(お腹痛くて、肝心の演奏のとこ見れませんでしたが・・)
大陸から渡ってきたのに、その時の形状のまま残っているのは日本だけ、
っていうのがなんか凄いですよねー。
日本のオリジナルに敬意を払う体質と、継承文化とか。
東儀秀樹さん初めて見たのが、宮内庁辞めたかなんかで
そのあたりに出てたおしゃれカンケイかなんかその辺の番組
だったかと思いますが、独特な方で面白いですよねー。
私もけっこう好きです。
篳篥の「仰げば尊し」は、とてもたおやかで優美でした。
恩師に対する敬意を歌う詩が、時代にそぐわないのでしょうかね、、。
日本の古来の言葉を、解釈が難しいと言って、教育から排除する流れは
寂しい気がします。
中国ドラマでは、ちょくちょく漢詩が出てきますね〜。
私は漢詩は習ってなくて、あまり解釈できないんですけど
時代劇で、こういうシーンを観ると、個人的に良いなぁと思います。
日曜日、森 麻季 & 横山 幸雄のコンサートに行ってきました。とても素敵なコンサートでした。
コメントありがとうございました。
そちらの方におじゃましますね~
って、なんか湾曲な感じもしますけど、この曲が歌われなくなっていくのって寂しいですね・・。
"身を立て 名をあげ やよ 励めよ"
って部分の歌詞が特に好きです。
中国ドラマに出てくる漢詩とか唐詩、いいですよねー。
けっこう出てくるたびに調べたりしてます。
おはようございます。
私は日本古来の古語で書かれた詩、17文字の俳句
31文字に込めた短歌などの、リズムにとても惹かれます。
古語を習っていない教師の方が多くなり
学校で教えることができなくなったと言われて久しいです。
韓国ドラマ、中国ドラマには、良い悪いは別にして
作り手の自国愛、歴史へのリスペクトが強く感じられます。
白秋記念館は「女声合唱団風」時代、指揮者が
「小鹿田焼き」窯元に行きたいとおっしゃって
主人の会社時代の先輩に訊いて、日田市の豆田町に宿泊し
柳川に行くという旅程を私が作り
団のメンバーとで行きました。
柳川は、オノヨウコの生家があると聞きました。
川べりに「待ちぼうけ」の少女像があったように記憶しています。
みんなで待ちぼうけを歌いながら川下りしたことが、懐かしいです。
観光客の川下りの写真も撮っていました。
やはり川べりを歩くのと、川下りするのとでは
景色は違いますよね~。