先日音楽ファイルの編集ソフトを購入したのがきっかけで
2年前に活動を終えた合唱団最後のコンサートで歌った
第2ステージの「クルト.ワイルを歌う」を
前半と後半に分けてYou tubeで視聴することができるようにした。


以前のブログでも書いたが、ドイツの作曲家で、劇作家ベルトルト.ブレヒトの
芝居の音楽を作曲したK.ワイルは、ドイツのナチス台頭のころその迫害から逃れ
フランスから最後アメリカに亡命し、この国のミュージカルやジャズに傾倒していって
たくさんの作品を残している。


ブレヒトの「三文オペラ」は「マック・ザ・ナイフ(英語」あるいは
「メッキーメッサのモリタート(ドイツ語)」と題され
マック(メッキー)と言う殺人鬼が主人公のイギリスの上流社会を風刺したオペラ。
第2ステージは、三文オペラのテーマ曲「メッキーメッサのモリタート(ドスのマックの大道歌)の
メロディーを鼻歌で流しながら思い思いに団員がステージに現れるという演出。
日本語訳で歌うことには賛否両論あるが、指揮者の強い意向。
ジャズナンバーとしてけだるく歌っているソロ曲を、コーラスに編曲で歌う。
ワイルについて知らない方々にワイルの世界を知って頂く機会かと思う。
ジャズのソロ曲や映画音楽のテーマ曲なので、シルバーの衣装に
数人がストールをつけるなどして、ナイトクラブのような雰囲気も出してている。
最近、テレビのヘアウィッグのCMのBGMで「三文オペラのモリタート」の
メロディーが流れていてちょっと驚き。なんでこの曲なの?だ。
2年経ってやっとこのステージをアップロードできたことが嬉しい。