中国ドラマは長すぎるからと敬遠気味なコメントをよく聞きます。
魅力的なドラマも多いので、長すぎても一向に気にならない私です。
いよいよ今年も押し迫り、マンション下にあるお花屋さん
こちらのお店、結構お安いのでいっぱい買って
二日に来訪の息子たち家族のために、豪華に生けてみました。

最後にまたまた長文です。
ご興味なければ遠慮なくスルーなさって下さい。
「星漢燦爛」のこの物語の原作者は
初めからチャオ・ルースーを主演女優として念頭に置いて書いたらしく
主演男優にウー・レイの名前が上がった時、彼は子役のイメージが強くて懸念するも
大人の強い武将のイメージで演じ切り
作者も期待以上の出来に満足したというドラマです。
彼は1999年生まれの24歳。

中国ドラマ「長歌行」で虜になった推しのウー・レイが孤高の訳あり将軍。
ヒロインは
彼が「一緒に肩を並べて歩める国の中の唯一無二の女子(おなご)」と見初めた
チャオ・ルースー演じる、口八丁で磊落に見えるが情に厚い女性。
単なる男女の恋愛というより、星空の星河を人々に例えた
人間愛、家族愛、国を愛する大河ドラマです。
中国は、政治も国民性も風土も日本とはかなり違い
戦争の歴史ではお互いに禍根もあり、西側諸国との関係性とは大きく違っていて
日本人にとって謎めいた部分もあるように思います。
しかし今は、もう56話が終わってしまったのかと「星漢燦爛」ロス。
リンブーイ(ウーレイ)、シャオシャン(チャオルースー)ロスです。
2020年のコロナ流行で外出できず、韓国ドラマ通の私がドラマ鑑賞三昧の中
新たにハマってしまったのが、中国ドラマ「永遠の桃花三生三世」で
主演の夜華のマーク・チャオと、子音(白浅)役のヤン・ミーの可愛らしさに惹きつけられ
共産国家で思想的に制約があるかもという、中国ドラマのイメージは
シリアスなものもファンタジーな作り物も恋愛ものも
お国柄は違うと言っても、同じアジア人で東洋的思想もあり
男女の「感情の機微」などは「あるある」感満載で
共感することがとても多いとわかり、ドンドンハマっていきました。
物語「星漢燦爛(せいかんさんらん・銀河のような愛)」56話は
奇しくも、どちらもが寂しい幼少期を過ごした、主人公二人の男女が出会い
孤高の将軍 凌不疑(リン・ブーイ・字名ズーション)/実名 霍無傷(フゥオ・ウーシャン)は
一目惚れして婚約までして、心の中には彼女しかいないという
程小商(チョン・シャオシャン・字名ニャオニャオ)との縁を切って
実父 霍チョン(フゥオ・チョン)と霍一族の仇敵
凌益(リン・イー)成敗という宿願を果たします。
結果的に捨てられたシャオシャンは、心の整理をしながら
長秋宮(皇帝と皇后の居所)での、皇后の世話に明け暮れた五年。
凌不疑・霍無傷(リン・ブーイ/フゥオ・ウーシャン)は
死ぬ気、死んでも良いという匪賊成敗の戦に明け暮れた五年が過ぎた頃
皇帝・文帝に対して、逆賊が起こした事件が勃発。
「一緒に肩を並べて歩める者」と評していた彼女と共に、程家も救援に駆けつけ
国と、標的になった村と、民を守り勝利させ
最後には彼女との想いも成就させるという、長い長い大河ドラマです。
程小商と並んだ霍不疑は、程家の家族の一員となって夜空を仰いでいます。






エンディングの詩が心に沁みます。
狼煙(のろし)が上がり霜雪も落ちる
かつての癒えぬ傷を覆うかのように
光に背を向けるあなた その瞳には星河が宿る
歌を口ずさむ私に 日月(じつげつ)が返事する
眉間に隠された燦爛(さんらん)とした輝き
俗世に揉まれては燃え上がる
崑崙(こんろん)の山脈と彼岸は
誰のために震撼(しんかん)するのか
滄海(そうかい)よ 目を覚ませ
山脈のごとく並ぶ 石碑たち
ともしびのある所 微辞あり
狭く険しき門も 高き志は閉ざせず
人生とは苦難の連続 それを糧に未来を示す
あなたと私は 結ばれる定め 一片の星海
真摯(しんし)な心を持てば 平凡なこの身も輝く
♫ ♫ ♫ ♫ ♫
平凡なこの身も輝く