中国経済ニュースクリップ

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◎金利決定にはCPIを考慮=周中国人民銀行総裁

2007年10月16日 | 金融
【北京16日DJ=共同】中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は16日、開会中の中国共産党大会で、人民銀行が金利引き上げを決定する場合、主に考慮するのは消費者物価指数(CPI)で、資産価格ではない、と述べた。総裁は中国の最近のCPIが上振れ傾向にあると指摘した。8月のCPIは前年同月比6・5%の上昇で、単月の上昇率としてはこの10年以上で最大となった。
 さらに総裁は、信用増加を抑制する際、主に市場メカニズムなどに頼ると指摘。また民間銀行は経済的リスクに注意を払うよう望むと述べた。人民銀行の統計は、9月末時点の通貨供給量が増加していることを示した。総裁の発言は、今後も引き締めがある可能性を示唆している。