@Guitar & Music & China

日本・中国を中心とした主に音楽と楽器を紹介します(節操はありません(笑)楽器は主にGuitarです)

【Gibson】FireBird V Alpine White ※Jhonny Winter 急逝を受けて

2014-07-21 | guitar
...マジでショックでした、2日ほど前に見たジョニー・ウィンターの訃報。
これから紹介するGuitarはジョニー・ウィンターのジャケットを見て長年憧れていた物です。
昨年突如入荷した実物(しかも白!)を見て、衝動的に手に入れた物です。

狂乱のライヴ(Captured Live)(紙ジャケット仕様)
Jhonny Winter
SMJ

↑このジャケ写を見てKOされました

膝を曲げ、仰け反るようにしてFireBirdを弾く姿を、素直に“カッコイイッ!”と思い
持っている白いGuitarにも憧れを抱きました...いつかは手に入れたいなどと。
で、こうして今手に入れた訳ですが、まさかそれから大して時間も経たない内に弔報を聞くとは夢にも思いませんでした。
...そんな訳で、今のところ予定になかったFireBirdを紹介しようと思います。


見ての通りの変形ギターで、一見Explorerの焼き直しのように見えますが
文献によればカーデザイナーによるデザインで、命名もデザイナーによるものだそうです。
ちょっと見、普通のギターと同じような大きさに見えますが、長いです...もの凄く長いギターで
通常のギター用ギグケースには入らず、ベース用で丁度良いほどの長さがあります。
(ベースヴァージョンのThanderBirdは更に長くて専用ケースにしか入りません)

ハードケースは四角い物だったんですが、帰る電車の中で立て掛けた時ケースの上に乗せた腕が肩の辺りで交差し
(通常ギターケースだと胸の辺り?)思わず“長っ!”と思いました...本体重量は3.5Kg程度なのに。
やたら重かったのは、ケースのせいなんだと、その時悟りました(多分ですが、ボディ(ウイング)はギター・ベース共同サイズだと思います)
“とんでもねぇギターだな”と思いましたね、そん時は。
さて、本体に目を移しますと...

仕様的にはFireBird Vが基本仕様として使われていますが(FireBirdは、I, III, V, VII の4機種あります)
オリジナルと比べると、若干の変更点があります。
一番分かり易いのはペグ。オリジナルのバンジョーペグとは違い、買収したスタインバーガーのロック式ペグを使用。
これは、普通のペグとは違いまるでネジを締めるかのような感じでノブを回し締めたり緩めたりする構造になっていて
チューニングの微調整時には、かなり有効かと思います...が、弦交換めんどっちいです、ハッキリ言って。
まぁ裏側なんで見た目はオリジナルとの違いが見えないんで良いですが。

二つ目はテールピースですね。
オリジナルは、Iを除き全機種バイブローラーが標準装備されていましたが、(多分ですが)ジョニー・ウィンターが
バイブローラーからストップテールピース仕様に改造していた為、ジョニーへのオマージュ(若しくはユーザーの願望)から
ストップテールピース仕様で作られたのだと、私が勝手に思っています(笑)

それ以外は多分オリジナルと同じ仕様だと思います(材はどうか分かりませんが)
オリジナルの材を書いておくと、マホガニーとウォールナット5ピースのネック&ボディのスルーネックに
マホガニー製のウイングをボディに張り付けた、ある意味高級仕様(未だにワンピースネックを有難がる人も多々いらっしゃいますが)
かなり手間の掛る仕様でしたが、デザインのパテント上の問題から2年足らずでこのデザインのFireBirdは姿を消します。
(このデザインを“リバース”変更後のデザインを“ノン・リバース”と呼びます)
ノン・リバースはこのギターを左利き風に持った感じと言えば、少しイメージが掴めるかと思います、私は好きではありませんが。

で、全体像は↓









と言った感じです...ハッキリ言って好き嫌いの分かれるデザインですけども、私は好きです!(キッパリ)


で、これに関しては、交換等の改造は(今のところ)全くしていません。
本来ならば、メタルノブ(トップハットの頭に金属のプレートが付いているノブ)をスピードノブ(ハットボックス)に交換する所なんですが
同じノブが付いているラージピックガードのSGのノブを交換した所
軟くて軟くて...四つあるノブ全部が、何処かしら欠けてしまった為、交換を躊躇っているのが現状です。
(厚みがメタルなしトップハットより全然薄かったですね...変な所でコスト削減すんなっつうの!)

使用してみた感じは...やっぱネックが長く感じますね...つうか、テールピースの下凄く余ってると思いません?
そこが“FireBirdThanderBirdは同じボディ”と思った所以です...デザインとは言え余り過ぎだろう!と突っ込みたくなりますが。
まぁ、それがある故あのデザインが成り立っている部分も多いので、良しとしましょう(笑)

今まではFireBirdと言えば、カスタムショップオンリーだったのが
多少の違い(ペグやテールピース)があったとは言え、リーズナブルな価格で手に入れられた事に満足してます。
これ見るまで、1回もFireBirdの新品(特に白)なんて見た事なかったもんなぁ。
私が見た時は、白・黒・サンバースト・ゴールドの4本が入荷していましたが、今は黒とゴールドが若干残っているようです。
どの機種も、黒は人気ないのかなぁ...Les paulもそうだし。

しかし、ハマった時には何故か欲しい機種が次々と現れると言う不思議な現象に見舞われる私って...何なんでしょうね?
アコギの時もそうだったし...店の陰謀かな?とも勘ぐってしまいますが、私の為に作るほどメーカーもバカじゃないだろうし...
その辺は“運が良いんだ”と思えば、心情的には幸せになれるでしょう...現実逃避の手助けとして(笑)

まぁ、好きだったGuitarが入荷し たまたま手に入った!そう考える事にしましょう♪

それにしても、Jhonnyと言いGaryと言い...もっと長生きしてくれよ、ったく!って感じです。

 
 

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