中国 広州で暮らす日々

栃木県から3,000kmの世界 - 中国 広州。『世界は栃木県から半径100km圏内』番外編。

マカオの思ひで

2010-07-06 21:54:45 | 広州の観光
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

さて、今日も美しいマカオの世界をお伝えしましょう。
観光地のマカオを掲載するのは今回で最後にしたいと思います。



モンテの砦

ポルトガル人が15世紀に築いた砦で、1622年6月24日にオランダ軍に攻められた際は、背水の陣を挑み見事撃退した歴史的な砦です。



大砲がいくつも並んでいます。
これらがガンガン火を噴いた光景は、どのようなものだったのでしょうか。



もう2度と火を噴くことのない大砲が向いている先には、現在のマカオの街が。
二つの時代を一枚の絵で重ねてみているような不思議な気分になりました。



ここは「ギア要塞」。
どことなく「天空の城ラピュタ」に登場しそうな要塞です。



厳つい要塞と隣接して建っているのが「ギア灯台」。
中国初の西洋式灯台だそうです。

海風に吹かれて、の~んびりするには最高のスポットです。



さて、昔のマカオはこれくらいにしましょう。

現在のマカオといえば、真っ先に思いつくのが「カジノ」ですね。
そう!ここはギャンブルの街。



まさに街全体が「カジノ」という雰囲気です。
道路を走る無料バスに乗ると、最後には必ずカジノに到着する仕組みになっています。



すごいお金が動いているのでしょうね。
栃木ハンターは賭け事をしない人間なので、遠くから見るだけ。
でも日本でパチンコをするくらいなら、ここでスロットをやった方が面白そう。



あっという間に時間は過ぎ、あたりを夕闇が包みます。
この時間になると、日中のマカオとは別の姿が現れます。



日本で「節電」していることが馬鹿馬鹿しく思えるくらいのネオン。
「エコ」という言葉には興味がないようです。



「そんなに光る必要があるのか?」
思わず非マカオ的な考えが浮かんでしまいます。
何時になっても眠らない街 - マカオ。



最後の写真は夜のマカオタワー。
マカオは眠らなくても、栃木ハンターは眠るのです。

マカオ観光の紹介はここで終了です。
ちなみに1人 800元(約10,000円)の激安マカオツアーでした。

珠海からマカオへ

2010-07-05 19:40:00 | 広州の観光
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

いやぁ~っ、疲れが取れないですね。
年は取りたくないものです。
週末に行ったマカオ、今日はこの美しいマカオの風景をご紹介したいと思います。



こちらは珠海のショッピングセンター。
広州からバスに揺られて2時間半、グッタリ状態で着いた街です。
う~ん、広州よりもずっと暑い!

ここからイミグレーションを通り、マカオに入ります。
一人では絶対に来れなかったなぁ。
中国人・イギリス人の仲間に感謝!



あっという間にマカオに入ります。
そこは珠海とは全く異なる世界、違う国に来たような感覚。



スモッグが無い分、太陽の光が強いです。
暑い・・・でも、これほど暑いと気持ちがいい。本土でクスぶっていては感じられない感覚。
早速タクシーを捕まえて『聖ポール天主堂跡』に向かいます。



途中に歩いた街並み。
美しい街、こういう風景が近場で見れることが、中国の醍醐味ではないでしょうか。
「散歩を楽しむ」って、こういう場所を歩くことを言うのですね。



街の一角にある教会。
きっと名前があるのでしょうが、あえて調べません。
『美しい教会』、それだけで十分。それ以上は必要ありません。



「聖ポール天主堂跡」までの途中の街並み。
中国 + ポルトガル + 香港のすべてを感じられる雰囲気です。
暑い・・・そろそろ着かないと死んじゃう。
そんな弱気になった時、それは突然姿を現しました。



聖ポール天主堂跡

中国の仲間は「ダーサンバー」と呼んでいました。
聖ポール天主堂は1637年に建てられたキリスト教会です。
何回かの火事に見舞われ、現在はファザードのみが残っている状態。
この石造りのファザードは、300年以上前のものらしいです。すごいですね。

まずは世界遺産を見た!
これで十分満足です。一人だったらここで帰るところですが、今日は仲間と一緒。

もっともっとマカオを見たい。

そんな気持ちになれたことは、本当に感謝です。
「謝謝」(シエシエ)・・・感謝が2回唱えられている言葉、意味も意図もよくわかりました。

本土での散歩、ショッピング、食事。
そんなことをしていては決して味わえない豊かな時間。

ここからがマカオ観光のスタートです。

香港歴史博物館

2010-06-18 20:07:55 | 広州の観光
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

日々蒸し暑さを増してゆく広州。
まさにお風呂場に服を着て立っているような気分です。ふ~っ。
そんな金曜日は香港の歴史をご紹介しましょう。



香港歴史博物館

Hong Kong Museam of History

どことなく「マロニエプラザ」的な建物。
暑い香港を歩いていると、それは突然姿を現しました。
栃木ハンターは「ゴルフ」「カラオケ」にはまったく興味がありませんが、こういう土地の歴史にはすっごく興味があるのです。(子供なのかなぁ?)



中に入ると殺人的な寒さにビックリ! エアコンが効き過ぎです。
危ない・・・栃木ハンターはオジイチャンなので、心臓麻痺で永眠するところでした。



博物館は「四億年前」から始まります。
左下に写っているものは原始人の模型ではありません。





建物いっぱいに再現されている生態系。
すいぶんと大がかりな展示です。『広州博物館』とは雰囲気がまったく違いますね。





香港で人類が生活を始めました。
右側の原始人みたいな人、運動会とかによくいますよね?ビデオ確認している感じ?



人類は船を作って移動するようになりました。
映画等によく出てくる船ですね。





人々は内陸でも生活をはじめ、水田をつくるようになりました。
子供たちが伝統的な遊びを楽しんでいます。



ずいぶんと現代に近づいてきました。
立派な港町として栄えている様子がうかがえます。



路面電車が展示してありました。
電車内についている暖色のランプが暖かさを感じさせてくれます。

さて次は・・・・と思っていたら、順路を間違えて出口へ。
あらら、どうしよう。

戻ろうかとも考えましたが、もう十分。これで終了です。
入場料は10HK$、水曜日は無料です。


平日日帰りでの香港の旅。
楽しかったですが、やはり時間が足りないですね。
次回はホテルを確保して、1泊でゆっくり観光したいと思いました。

栃木ハンター 深センから香港へ

2010-06-16 19:45:05 | 広州の観光
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

栃木ハンター、広州市内は自由に動けるようになったのですが、広州市の外には行ったことがないのです。

『列車に乗って、どこか遠くに行ってみたい。』
・・・そんな気持ちはずっと持っていたのですが、誰かが一緒でないとオッカナイ。
・・・だからと言って、栃木ハンターは決してカラオケ女を金で買うことはしない。

だからついつい、週末は広州市内で中華を食べて、ホテルで過ごして終わってしまう。
まずはこんな『ルーチン週末』から壊さなくては!!!


(地下鉄1号線で「体育中心」から「広州東駅」へ)

栃木ハンターは弱虫、意気地なし。他力本願、一人では何もできない。
「土地勘が無い」「言葉が通じない」・・・それがそんなに怖いのか?


(広州東駅から深セン行きの列車に乗る。)

中国に来て、意気地なしになっちゃった。
そんな栃木ハンターが大嫌い!こんな自分は『ハンター』じゃない。

行くぞ!ぶっつけ本番で『香港』へ!


(D7093 和湝号 : 広州東駅から深センまで約1時間)

広州東駅で、深セン行きの切符を買います。 二等席で75元。
全席指定のこの列車「和湝号」が時速180kmで深センまで連れて行ってくれます。



しばらくの間、「世界の車窓から」を楽しみます。
広州市内中心部ではわからなかったリアルな中国を見ることができます。



見たことがない街を、いくつも越えてゆきます。
この辺りまで来ると、広州のようなスモッグは無くなります。



着いた!!!
広州東駅から約1時間、深セン駅に到着です。

深センに着いたことだけでも満足してしまいそう。
でもダメです。今日の目的地は「香港」なのですから。



香港へ行くためにはイミグレーションを通り、中国を出国、香港に入国をしなくてはなりません。
「香港 HONG KONG」という矢印を頼りにひたすら進みます。



無事に中国を出国すると、中国と香港の国境に位置する川を渡ります。
左側が中華人民共和国、右側が香港です。



ふぅっ、なんとか無事に香港に入国。
中国人はすごく並んでいましたが、外国人は意外とすんなり通れます。
(普通は逆じゃない?)



あの光の先に香港の土地がある。
他力本願の皮を破った喜びで感無量です(涙)。



ここは香港-羅湖駅。
ぶっつけ本番、何の調査もしてこなかった栃木ハンターは海へ向かいます。





『案ずるより産むが易し』。
中国よりも香港の方が楽、安心。全ての文字に英語が併記されているから。
・・・そうですよね、もともとイギリスの植民地ですものね。
列車のアナウンスだって「Next Station is ・・・」と言ってくれる。



またしばらく「世界の車窓から」。
iPhoneで韓国ドラマのサウンドトラックを聞きます。「春のワルツ」が似合うかなぁ。



羅湖駅から約1時間、『紅磡(Hung hon)』駅に到着しました。
香港は中国よりも全然きれいだし、安心感タップリ。
余裕の旅でした。



暑いけど、空気も環境も綺麗。中国とは比べようもないくらい。
外国人(自分も)が沢山歩いていて安心。



街並みも香港、ジャッキーチェンというイメージ。
車も中国のようにクラクションをバンバン鳴らさずに、非常にマナーがいいです。



海まで歩いてみました。
案内盤もしっかりしていて、初めての外国人でも安心して動けます。



一人で何処にでも行ける!!!
行けないのは怖がっているだけ。

言葉がわからなくても、土地勘がなくても、そんなことは関係ない。
重要なことは挑戦すること

香港の海辺に座りながら、そんなことを考える栃木ハンターでした。

珠江の夜景・・・広州生活セカンドフェーズへ

2010-06-15 20:41:23 | 広州の観光
世界は栃木県から半径100km圏内』の番外編

いつもと変わらない広州の一日。
段々、日本と同じルーチン生活に突入してきたような気がします。
まずいなぁ・・・これを打破したくて、中国に来たのに。



珠江の夜景を見ながら、そんなことを考えていました。

日本での生活。
日々、大きな変化もなく、不安もなく、安定した生活。

幸せなことだとは思うのですが、月日の過ぎ去るスピードはジェットコースターのよう。
これじゃぁ『あっ』という間にオジイチャンになっちゃう。



一度リセットしてみたかった。
・・・これが本当の本当の、栃木ハンターの思い。

ほんの数か月でいい、日本の自分と別人になって生活してみたかった。



願いはかなった。

現に栃木ハンターは、中国の広州で、こうやって珠江を歩いている。
全てのしがらみを捨てて、一人の外国人として。

でも、最近はなんかマンネリ。
単純な日々の中国生活では、刺激を感じなくなってしまいました。



これでは単純に場所が変わっただけの『ルーチン生活』になってしまう。

おい!栃木ハンター!!!
しっかりしろ!

明日は中国の「端午の節句」、仕事はお休みです。
この機会に、じっくりと考えてみたいと思います。
栃木ハンターがこの土地で求めていたものは何んだったのか・・・。

広州生活もセカンドフェーズに突入したような気がしています。