竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

がま渓流「弧空」シリーズ

2006年05月30日 08時31分35秒 | インプレ
この竿は値段が安い。そのため手に取って見る人は少ないと思われるが、全く画期的な調子に仕上がっている。まず、#3付近にテーパーのピークが来ているのはG社の従来型の渓流竿と同じ。ところが、そこからアクティブサスがじわじわと効きだし、最後にはほとんど胴調子となって魚の走りを封じてしまう。弾性の低いカーボンを使っているのとノンズームのため元上からしっかり曲がってくれる。そのためタモ入れの際に暴れることが少ない。
2004年最大の26cmはこの弧空の硬中硬53改×道糸ハリス02通しで捕獲、放流物では同じく26cmがハリス0125で捕れた。ニジマス28cmに荒瀬を下られたときも02のハリスは切れず、ニジマス34cmをハリス025で捕ったときはまるで本流竿でやりとりしているような余裕の感覚だった。と言っても遊ばせて取る竿ではなく、魚が浮いてくる感覚がある。寄せは結構速い。常にテンションを掛けて先手先手で魚をいなすことだ。ワンランク細い糸でも切られないので自信を持ってやりとりすること。そうすると魚が元気なままタモに入る。
弧空のアクティブサスはある程度魚が大きくないと効かない。せめて中硬とか中調のラインナップがあれば20cm前後の魚でも効果があると思う。硬調はパワーがありすぎ、北海道・東北向きだイナシはやりにくいが、“下られても切られない”ブランクスの特性を生かし段々瀬の狭いスポットで良型を狙うのに使える。
大変良い竿だがG社の2段調子は好きでないので改造して使っている。改造すると硬くなるのでバラシが多くなるがその分引き抜くようにしている。
ノンズームなのもいいし、4.5mがラインナップされているのも好感が持てる。日本製。


こちらも参照ください。
がま渓流弧空硬中硬530
がま渓流弧空硬調530

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