竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

24/09/17 濁りと強風に対処する

2024年09月17日 22時04分13秒 | 鮎修行
令和6年鮎釣り16戦目。


1ヶ月近く空いてしまいましたね。当然川の状況は不明…

そして例の奴が今年も来ちゃいました。大型台風です。大型台風が来るとどうなるかというと、濁りなんです。
とにかく足を運んでみるしかないですね。
今日は午前中仕事で仮眠を取って現地入り。




風はこのところ南の強風が毎日のように吹き荒れるという状況。今日になって若干、弱まってきたかなあというところでしたが着いてみるとこれが強い強い。

そして気になる濁りの方は?

なんと、思ったよりも濁りが酷いです。足元の石は見えるのですが、数メートル先はもう見えないという状況…
それでも伏流水が出ていれば希望も見えてくるのですが、全然、出ていません。


16時半、ちょっと早いんですがあまりにも暑いので友竿9mを手に水へ。流れが変わってるっぽいんで底を探ってみます。

底石はあまり綺麗ではないですね。有機物の匂いもあります。ハミ跡はほとんどなく、黒く磨かれた石も皆無です。下の瀬も伏流水は出ていません。

台風で掘れてる感じではあるんですが、その割りには深くなっていないですね。平均して1m前後といったところでしょうか。
一方、岸際で大きくえぐれている場所もあります。反転流が巻き返していたところだけ掘れたんでしょうか。その割りには小砂利はそれほど溜まっていませんね。砂はかなり減ったようです。

淵の中程で時折ウグイがポチャンポチャンと跳ねていますが鮎は見えず。


それにしても風が強いですね。下流から常時竿が風を受けて竿先が踊り続けます。ボヨンボヨンとなかなか止まってくれません。風が弱まるのを見計らい上げ操作に入り、風が強くなったらすぐ竿先を下げることでどうにかかろうじて仕掛けの暴れを抑えていきます。昨日、一昨日は街中でも暴風でしたので、今日はまだましな感じではあるんですが。

しかしながらこれまでの実釣から、風の弱い日よりも風の強い日の方が大物が来る可能性が高く、しかも竿の長さ短めで喰ってくる傾向がありますので(2023年8月3日)、強風には鮎の警戒心を解く効果があるのかも知れません。


ともあれ、友竿の硬硬調程度では今日のこの風では全く太刀打ちできないということが判明。


そこでいったんクルマに戻り竿を友竿からドブ竿10mに持ち替えます。


ここで仕切り直し。時刻は17時半

水温は24度。
使用する天秤は燐青銅の70mm。オモリはナス型の4号。毛鉤は上針苔虫、下針青ライオン

17時42分、上針を黒三光にチェンジ。


風が強いためやむを得ず、立つ位置をいろいろ変えながら、竿が横風を受けても、竿先が安定しやすい場所を探っていきます。水深が1m前後と浅いため、竿は10mいっぱい伸ばすと風で竿先がボヨンボヨンと弾んでしまい釣りになりません。

やむを得ず9mに縮めて続行しますが、ある程度の流速がある場所の方が竿先が安定する感じです。しかも、複雑にヨレている流れよりもむしろ、単調に流れている領域の方が仕掛けの抵抗が増し安定する傾向があるようです。そして、いろいろやってみると、淵に立って竿を出した時よりも、瀬の中に立って竿を出した時の方が、竿先の暴れが少ないことが判明。これが風の通り道の関係なのか竿側面に風の当たる角度の関係なのか、はたまた立っている足場の高さの関係なのかは分かりませんが。

17時46分、下針を青ライオンから青ライオン元孔雀にチェンジ。



そこで瀬の中に立ち、下流から瀬肩越しに仕掛けをそっと入れ、鉤素が馴染むまで静かに待ちます。竿の繰り出しは9m。スッと底を切り、肩甲骨を浮かせ手首を外旋させ竿を柔らかく持ち、聴くようにそろりそろりと天秤を引き上げます。ゆっくりと天秤を上げ水面付近まで来た時、チョンと小さく当たったかと思った直後ズキューン!来た!一気に下流に突っ走ります。竿をいったん送り、自分が前進して角度を整えます。1上ゲ目で来ましたね。とにかく瀬の中を降って着いて行きます。増水してますが何とか歩いて着いて行ける水深だったのは不幸中の幸い。竿をシモに寝かせたまま強引に岸側に引っ張りますが、まだ余力たっぷり。明らかにこれまでの奴より一回りでかいです。一段目の突っ込みを凌げたのは良かったのですが、問題はここから。

困ったなどうやって弱らせるか…場所的には岸へのずり上げもなんとかできそうではあります。再び暴れ始めたので練りを1回入れ、上流を向いて泳ぎ始めた隙に2節ほど畳みます。すると岸際をズンズン遡り始めました。上からテンションを掛けます。ここまでは昨年のバトル(2023年10月8日)と大きな違いはなく推移。
20cmまでの鮎なら遡らせて体力を消耗させればやがて頭を上げてくれるんですが、今日の奴は余力たっぷりで悠然と泳ぎなかなか頭を上げてくれません。泳がせながら4節まで畳んだ時、急に横を向いたと思ったらフッと手応えがなくなりました。

17時52分。ここで針を点検。折れてはいませんでした。

毛鉤は青ライオン元孔雀(藤重)。




一段目のズキューンという突っ走りですが、2023年7月31日は矯める術を知らず切られていたんですが、今回は何とか凌ぐことができました。
また2023年10月8日は落ち鮎で引きが弱まっていたとはいえ尾叉長20cmをタモ入れ。この時もいったん岸際の浅瀬まで引っ張って上流に泳がせ、疲れて頭を上げたところをタモで掬い取るという取り込みでした。今回ももう一息というところだったんですが見事にやられました。

このところ毎日のように何度も繰り返し脳内シミュレーションしてて、残り4節まではミスもなく進捗してたつもりだったんですが…最後の詰めの秘策が欲しいところです。今回捨てオモリが飛んでくれなかったので捨て糸の強度も見直さなくてはいけませんね。


群れで入ってきている可能性もあるため、気を取り直して再開することにします。


18時ジャスト。チビ鮎のハネが上流に見え始め、だんだんと近づいてきます。

この濁りですから全く期待していませんでしたがやって来ましたね。

18時02分。キュンキュンというアタリに軽くテンションを掛けて乗せると小型鮎でした。

毛鉤は青ライオン元孔雀(藤重)でした。


チビ鮎は淵全面に拡がってバシャバシャやり始めました。その割りに毛鉤への反応はさっぱりです。


一昨年〜昨年の調査結果を総合すると、上流から降ってくる群れはチビ鮎集団の可能性が高いです。だとすると大型は下流から差してくるのかも知れません。というわけで表層のチビ鮎のハネは今回は無視して底から丁寧に探ることにします。


18時20分青ライオン元孔雀への反応がなく暗烏を投入。


鮎のハネ具合を見ながら静かなハネなら暗烏、派手なハネなら青ライオン元孔雀と交互に攻めてみますが反応がありません。

18時52分暗烏を新品に換えます。


その後ハネ具合が盛り上がることはなく、飛び交うコウモリの数も少なく、20時前に切り上げ。


満月が出てるので暗烏は期待したんですが無反応でした。水が澄んで黒い虫が増えて来ないと駄目かもしれません。ハネもコウモリもまだまだ多いとは言えずもう少し先かなあと。

水量・濁りなどのコンディションは2022年8月21日が近い感じでした。


本日の釣果1尾。


アタリの傾向:
暗烏(藤重) 0
青ライオン元孔雀(藤重) 数回
青ライオン(藤重) ダボハゼ、オイカワのみ
青ライオン(白鳳) 使用せず
黒三光(まさる)0
八ッ橋荒巻赤底(藤重) 使用せず
赤熊中金 使用せず







[日時]2024年9月17日(火)
[天候]晴れ、強風(鮎タイツ+ラッシュガード着用)
[水温]24度、増水(15cm)、濁り
[時間]16時半〜20時
[スイカの匂い]なし
[コウモリ飛翔]10尾未満
[釣果]14cm
[バラシ]1(ウグイの可能性あり)
[掛けミス]_
[アタリ]数回
[誘い方]スロー(1.0m中層)
[竿]旧オリムピック インストラクターAL鮎 ドブ100(#1φ1.8mmトラウトロッド、#2〜#5旧ブランクス、9mで使用)
[毛鉤]上針:苔虫(小山)→黒三光(まさる)
    下針:青ライオン(藤重)ハリス20cm→青ライオン元孔雀(藤重)ハリス30cm⇔暗烏(藤重)ハリス30cm
[天秤]自作片天秤(燐青銅70mm、北陸型)
[天井糸]バリバス 鮎ナイロン空中糸1.2号 50cm(ダブルライン)※調節器なし
[道糸]アーマードF+PRO 0.06号
[先糸]ユニチカ スタークU2 0.8号 40cm
[穂先から錘まで]2.7m
[天秤から錘まで]2cm
[インジケーター]東邦産業発光玉ソフト6号+東邦産業発光玉ソフト5号+東邦産業発光玉ハード6号+ハヤブサ発泡シモリ5号
[オモリ]4号
[小遣い]千円(アイスコーヒー、タバコ他)
[感想]ウグイでもいいから獲りたかったです。

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