県が2003(平成15)年度に発注した西会津町野沢字惣七前の雪崩防護柵の中央部に、不正な工事による鋼材の溶接不良が148カ所も見つかり、県が施工業者のいわき市好間町、平工橋梁(毛利清彦社長)に契約違反に基づく補修を命じていたことが20日、分かった。県は竣(しゅん)工検査で不正を見逃した上、別の業者から昨年指摘を受け同社の工事精度の悪さに気付いた際も十分な確認をせず、「問題ない」と判断する二重のミスを犯していた。この問題は、7月に県民から告発を受けた共産党県委員会が10月に県に通告し、その後の県喜多方建設事務所などの調査で判明。同党県議団が同日、県庁で記者会見して発表した。県は14日に調査内容を同党に説明していた。
福島民友
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