福岡県医療用ウィッグ(かつら)を作る再現美容師chikaブログ

美容師のわたし…シングルマザーのわたし…乳ガンだったわたし…更年期障害と闘ったわたし…素直な想いを綴り伝えたい

☆活動報告…その2☆

2010-09-03 20:10:33 | 協会活動・病気
兵庫県から滋賀県へ高速道路を突っ走りましたが…
『あれ?風景がおかしい?』って気づいた時には…最近オープンした噂の竜王アウトレットモールが… 慌ててUターンし湖西道路を目指しました
そこからは迷いなく無事現地到着

依頼を頂いた患者さんの要望は…

『抗がん剤治療が始まり僅かに脱毛がはじまりました。医療かつらを見て触ってみたいです。そして今の頭部を見てもらいたいのですが…』

抗がん剤治療の進め方や脱毛する度合いも様々なので今直ぐに医療ウイッグを作らないと駄目だとは言い切れない状況…以前のヘアスタイルを見せて頂き、ウイッグの色合いを決めました。今以上に脱毛していくなら体調の良い時にウイッグをお作りする事に決りました。
『もしかしたら、副作用の脱毛も僅かで済むかもしれないし…色んな事を教えて頂き、これで安心して治療に専念できます。どう見てもかつらに見えてしまうのはイヤだしね。できれば、元のヘアスタイルに仕上げてもらいたいから…その時はお願いします』 と仰って下さいました。

医療かつらの値段は決して安くはありません。
患者さんが創る時期を物凄く考慮される気持ちも理解していました。

『いざという時には…』と言う安心感となって頂けた事に私もホッと一息つけました

このまま体調良好で上手く治療がすすめてゆけますようにと…私は願っています


☆活動報告…その1☆

2010-09-03 19:33:16 | 協会活動・病気
画像は…今日の作品です

兵庫県からの依頼を頂いた脱毛症の患者さんの要望は
『他社ウイッグですが、毛量が多く馴染まなくて困っています。調整カットして頂けますか?』とお電話頂いていました。


もう一度フォルム調整を行いました
毛量調節は徐々に始めていきました。度々患者さんにウイッグを触って頂き、納得して頂けるまで細かく調節していきました。

慣れている今のウイッグとこの新しいウイッグの感触により近づけるよう心がけました。
後、ウイッグと患者さんの頭部のサイズが気になった私はその事をお尋ねしました…『ウイッグがブカブカで何時もピン数本で止めていました。直して頂けるのですか?』と驚かれていました。そのサイズ調整のやり方を一緒に見てもらい、ピッタリサイズに仕上げました。
仕上がったウイッグを装着された患者さんは『すごく軽~い嬉しい~これで就活頑張れる』ってステキな笑顔を頂けました。


脱毛症の病気についても、色々と教えて下さいました
そして、医療かつらの署名もご協力して下さいました

私はガン患者さんと同じように脱毛症の患者さんの力になりたいです。
脱毛症は難病です。
皮膚科通院から、医師から見捨てられ心痛まれておられる患者さんも多いと知りました。
これからの未来医療の進化を期待してます