一週間フレンズ 1巻

葉月抹茶さんの新刊です！
帯コメントには、
「僕らは、一週間を繰り返す。
　何度も、何度でも。
　いつか友達になるために。
　心に響く青春グラフィティ、第1巻」
とのこと。
葉月抹茶さんといえば君と紙ヒコーキと。が非常に好きで、印象的でした。
可愛らしくも切ない作風は、自分のようなラブコメ好きにはたまらない路線でした。
そしてこの新刊もまた、たまらなく切ない・・・！！

さて。

長谷祐樹は、クラスでいつも一人ぼっちの藤宮香織の事が以前から気になっていた。
そんな折、彼女と接点を持てる事になった祐樹は、少しづつ彼女と仲良くなっていき、
これまでに知らなかった彼女の可愛い一面等を知っていく事になるんだけど・・・

突然告げられる、

「もう私に話しかけないでください」
なんという・・・
しかも笑顔で！！可愛い笑顔でそんな事を、好きな女の子から告げられるなんて・・・
そんなの無いよ！って感じですよね。

実は彼女、一週間しか記憶が持たない。
一週間経つと記憶がリセットされてしまうという・・・
原因はわからないものの、彼女はこれまでそれでやってきた、という。
祐樹としては、彼が見てきた香織の可愛さは凄く印象的な思い出だった。
でも失われてしまう・・・

それなら、また作り直せば良い！！
と言う事で、改めて友達になって欲しいと告げる祐樹。
すると、最初は訝しがるものの、些細なきっかけで割と思いだしてくれる香織ｗｗｗ
ふと、こんな笑顔をちょくちょく見せてくれます。

うおーかわいいっ！！！
それにしても、「また友達になってください」っていうセリフも、
過去の関係があればこそだけど、ちょっと切ないセリフだよね・・・
でもでも、こんな笑顔で「しょうがないなぁ」なんて言われたら、
一気にときめいちゃいますねｗｗ

と言う訳で、記憶を補完出来るよう、その日の出来事を日記に付けるようになる香織。

ある日の授業中にも、ふとしたきっかけで祐樹とのやりとりを思い出す香織。
うーん・・・こういうの、切なくて大好きです。

これは、香織とのお出かけ（というかデート）の時の場面。

もうもう、私服から何からかわいい香織だけど、
そんな彼女が時折見せる、切ない表情とセリフが思いっきりグッと来てしまいます・・・
「今日のこと
　また明日いっぱい
　お話してね」
翌日には、今日の楽しかった思い出を全て忘れてしまう香織・・・
うわぁ・・・か、悲しい・・・
でも、やっぱり些細な出来事で少しづつ思い出してくれる香織。

「決してゼロになることはない」
だから、二人で少しづつ積み重ねていけば良い。
うーん・・・ほんとにこういう作品、大好きすぎてヤバいですｗｗｗ

ストーリーは、祐樹の友達・桐生にも香織の秘密を教えるところで
2巻に続いています。
まだまだ、香織自身の事とか、記憶の事とか、色々と隠れている部分、
というかこれからの展開が気になる部分が多いです。
でも、いずれにせよ切ない展開、それこそ「ココロに響く青春グラフィティ」が展開されることでしょう。
2巻も楽しみです・・・！！

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