夜の道頓堀は、ナンパとキャッチと若者の群れ。
きらびやかなネオンと大スクリーンから流れる音楽で、まさに「眠らない街」☆
・・・・・でもチエは眠いのです！！長時間の肉体労働で、もー体力も限界なんだよ!!
ホストクラブも興味ないから！！
カラオケの割引チケットもいらないから！！
もぅ誰もチエの前に立ちはだからないでーーー！！！
イライライライライライライライライライラ・・・・！！
あぁ・・・人混みウザイ・・！！でも、もーちょっとで地下鉄だ・・・と、足早にカップルの間をすり抜けてたんですが、
そーゆー時に限って、ホス君のキャッチに引っかかっちゃうんですよね～
「おねーさんドコ行くの？」
「おうちに帰んの！！」
「ちょっと飲んでかない？？」
「飲みたきゃ１人で飲むよっ！！」
顔も見ずに地下鉄の階段降りてんのに、ピッタリくっついて離れないホスくん
・・実はチエちゃん、ホストに対してあまりいい思い出がありません。
なのでキャッチはもっぱら無視！！
・・・でも中にはこーゆーしつこい・・・・イヤ、根性のあるコもいて、改札までついてくるんですねぇ～～
「ごめんね、ホストクラブにはもぅ行かないの。そんだけの根性があれば、もっといい太客つかまるよ♪」
・・・とだけ言い残して地下鉄に乗りました。
朝の通勤と帰宅でしかミナミの街を歩かないチエは、ムダなキャッチを避けるため、本気でダサいカッコで平気で道頓堀を歩きます。
誰も声かけてきません。
そんなチエをしつこくキャッチしてきた某クラブのＫくん・・・キミはナカナカ見る目があるよ・・・諭吉のニオイがしたのかな・・・
お互い頑張ろう新人くん！！
