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風俗嬢としての価値。

2006-08-29 15:27:30 | 風俗嬢日記

「風俗で働く女は人間の底辺だ」

そぅ言われたことがあります。

ガツン!
と鈍器で頭を殴られたような衝撃を受けたのを覚えています。

まだ風俗に入りたてで、たどたどしいサービスをしていた私に、吐きかけられた一言でした。

「それだけはいわれたくなかった。」
なぜなら、誰よりも風俗を底辺だと思っていたのは、チエ自身だったからです。

学歴がないから昼職には就けない。
喋りが下手だからキャバクラでも働けない。
顔とルックスがちょっと良ければ誰でも稼げる仕事。
それが風俗。

本気でそぅ思っていたし、自分の口内に体液を吐き出す男たちを「札束だ」と思わない限り、毎日を耐えていけませんでした。

そんな私の間違いを正してくれたのは、初めて指名客になってくれたEさんが、5回目に来店してくれた時に言われた一言でした。
「風俗だからじゃない。トモ(前の店での源氏名)がここにいるから逢いに来るんだよ。」

風俗の偏見にがんじがらめになっていたチエにとって、鬱の底から救い上げてくれるひと言でした。

この人は、性欲が溜まるから来るんじゃない。
チエに逢いに来てくれるんだ。
そぅ思えたとき、初めてお客さんを愛しいと思いました。

「この人だけじゃない。チエを指名してくれる人はみんな、数知れない風俗嬢の中からチエを選んできてくれるんだ。」
・・・・と思ったときから、チエの中でお客さんは、「札束」ではなく「1人の男」になりました。
そしてチエが売っているのは、カラダではなくココロだという意識に変わってきました。
(あ!もちろんカラダも売りますよ!(バイシュンじゃなくネ)愛を育むのに、スキンシップは必要不可欠ですからネ)

お客さん1人1人と向き合ってみると、今まで見ようともしなかった、色んな部分が見えてきました。

奥さんのことは愛しているけど、体の相性が合わずに悩んでいる人。
会社や家庭でストレスが溜まり、吐き出せるところがない人。
そして、チエと体を重ねることで、幸せになってくれる人。

今はそんなお客さん1人1人を、心から愛しく思います。

風俗をしている自分という物を、誇るのは難しい。
でも自分がやっている仕事を、真正面から認めて受け入れることができた時に、初めて風俗嬢は、殻から抜け出せるんだと思います。

チエを抜け出させてくれたのは、意外にも自分が受け入れられなかった「お客さん」でした。

どんな職業にも、その世界のプロはいる。
自分が今働いている世界で、プロを目指すかアマで終わるかは、自分の意識の持ち方ひとつなんだと、チエは最近思うんであります・・・・・・・・



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