風のたより #153 千葉甫 2020-02-03 13:57:11 | 短歌 微睡の不意に破れてオキュウトの売り声を聞く湯船の中で 卓上のひとつの林檎に映る灯の光って更けてゆく今日の夜 音立てて啜れば舌を焼かないと知った日からは音立てて飲む