大阪から東アジアを視ている人 ~ めざせ「鶏肋」なブログ ~

東アジアの事で感じたことをメインに書いて行こうと思っています。まぁ、素人ですのでたいした事は書けませんが。

靖国神社:元A級戦犯を分祀しても意味が無い

2005-05-30 10:15:35 | 東アジア
「靖国、中国は内政干渉でない」与謝野政調会長が見解

与謝野さ~ん「分祀」の意味って知っているの?
あと、中曽根さんもやけどね。

で、「分祀」とは

ぶんし 0 1 【分▼祀/分▼祠】

(名)スル
本社と同じ祭神を他所の新しい神社にまつること。また、その新しい神社。
三省堂提供「大辞林 第二版」より


で、ちなみに「合祀」とは
ごうし がふ― 1 0 【合▼祀】

(名)スル
二柱以上の神や霊を一神社に合わせ祀(まつ)ること。また、ある神社の祭神を他の神社に合わせ祀ること。合祭。
三省堂提供「大辞林 第二版」より

という意味なんです。

つまり、分祀とは、今現在、存在する祭神を2つに分割する事ではなく、本社と同じ祭神を他所の新しい神社にまつる事なんですね。
ですので、靖国神社の元A級戦犯の方々を分祀しようとしても、あくまでも他の神社に同じ祭神をまつるだけですので、靖国神社から元A級戦犯の方々がいなくなる訳ではありません。
依然、靖国神社に存在される訳です。

ですので、分祀した所で、実質何にも変らんのです。
変る事とと言えば、中国と韓国がある意味だまされて、靖国問題をカードとして使えなくなるのと、土建屋の仕事が増えること位かな。
まぁ、靖国問題をカードとして使えなくなっても、他の問題を出してくると思うので、実質変る事といえば土建屋の仕事が増えること位でしょうかね。


という訳で、「分祀」というのが金の無駄使いというのがわかっていただけたと思います。

まぁ、与謝野さんや中曽根さんは、「分祀」を、この意味で使ってはおらず、「存在する祭神を2つに分割する」という意味で使っているのは明白ですので、この場合は「分祀」という言葉を使わない方がいいと思うんですけどね。