大阪から東アジアを視ている人 ~ めざせ「鶏肋」なブログ ~

東アジアの事で感じたことをメインに書いて行こうと思っています。まぁ、素人ですのでたいした事は書けませんが。

柳 美里氏のブログ :「朝鮮人」は差別用語か?

2005-05-14 22:49:39 | 東アジア
話題になっているようですので、一応

まず、柳 美里氏のブログ(リンク先なり、下の引用文)の文を見てください。


で、私が文を読んで感じたことです。

まず、「朝鮮人」という単語って差別用語なんですか?
「朝鮮人」というだけで、その人を罵った事になるんですか?
私は、そうではないと思っていますが、この認識はおかしいのでしょうか?

少なくとも、「日本人」は差別用語ではないし
「日本人」と言うだけで、罵ったことにはなりません。
少なくとも私は「日本人」といわれて腹が立ったり、罵られたと思う事は100%ありません。
なぜならば、私は、日本人である事に誇りを持っているからです。

朝鮮人の方々は朝鮮人であることを誇れないのでしょうか。
なぜなら、朝鮮人の方が、朝鮮人である事を誇れるのなら、私の経験上「朝鮮人」といわれて腹が立ったり、罵られたと思う事は無いと思うからです。

まぁ、これは私の経験上の話ですので、理由は他にあるかもしれませんけどね。
でも、世界的に見て、アメリカ人に「アメリカ人」といって差別と感じる人はいないと思うし、アボリジニーに「アボリジニー」といって差別と感じる人はいないと思うし、マレー人に「マレー人」といっても差別と感じないと思うしね。
う~ん、私にはやっぱり、何故差別と感じるのか理解できませんね。

一度、在日朝鮮人の方々は、どう見てもこの差別用語とは思えない、この「朝鮮人」という言葉をいわれて、何故差別と感じるのか考えて欲しいです。
その答えが、在日朝鮮人の方々が言われている「在日朝鮮人が差別されていると思っている」原因の1つだと私は思います。


ちなみ、私の尊敬する人に唯一の朝鮮人で洪思翊という人がいます。

洪思翊氏の有名なエピソードの1つに次の様な話があります。
> まだ大尉であったころ、息子の洪国善が近所の悪童から「チョーセン、チョーセン」とからかわれたとき、
>大英帝国に虐げられても誇りを失わないアイルランド人の例をひき、「どんなときでも必ず『私は朝鮮人の洪国善です』
>とはっきり言いなさい。決して『朝鮮人の』を略してはいけない」と諭したという。

洪思翊氏の様に、もし在日朝鮮人全てが「朝鮮人」であることに誇りを持って教育をしていれば、今現在の在日朝鮮人の立場も変わっていたかもしれませんね。歴史に「if」は無いのはわかっていますけどね。

-------------引用開始-------------

2005年05月10日
今日も、いいお天気ですね。
明け方、息子の泣き声で目が醒めた。

「チョーセンジンじゃない! チョーセンジンじゃない! チョーセンジンじゃない!」

うなされている。

「どうしたの……だいじょうぶだよ……夢だよ……」

と背中を撫でながら、ショックだった。
わたしは、<チョーセンジン>という言葉を使ったことがない。
カレもだ。

昨日から幼稚園がスタートした。
<おともだち>にイジメられたとしか考えられない。
5歳の<おともだち>が、<チョーセンジン>の意味を知っているはずがない。
GW中に、<おかあさん>が<おとうさん>や<おじいさん>や<おばあさん>に、
「柳さんってチョーセンジンなのよね。チョーセンジンってやぁね」と話しているのを聞いたのだろう。
そんな風に、差別意識は親から子へと伝達される。

わたしが、最初に<チョーセンジン>と罵られたのも、たしか5歳のころだった。

今日は遠足。
朝、<チョーセンジン>について話し合う時間はなかった。

さっき、母に電話した。
母は、「悔しいわねぇ」といって、嗚咽した。
5歳のときに日本に渡ってきた母も、いやというほど<チョーセンジン>と罵られてきたからだ。

遠足から帰ってきたら、そうだな……いちばんリラックスするお風呂の時間に訊いてみよう。

日本と韓国、日本と北朝鮮は、友好的な関係を築いているとはいえない。
とりわけ北朝鮮とは、敵国とはいわないまでも、息子が成人するまでのあいだには、さまざまな衝突が起こることが予想される。

知らされていることは僅かなのに、知っていると思い込んでいる。
知らないことによって敵意は育てられる。
すくすく、すくすくと、大きな木に育つ。
いつしか森になっている。
どこまでも、どこまでもつづく敵意の森。
森から抜け出すのは難しい。

お風呂のなかで、韓国と日本、北朝鮮と日本、韓国と北朝鮮の関係について、
話さなければならない。

泣いている場合ではない。


-------------引用終了-------------

引用元:http://www.yu-miri.com/mt/archives/000133.html