シェラブドール

創作人形作家です。

我愛犬は天寿を全うし、大往生で旅発ちました。

2020-05-03 12:25:24 | Weblog

長い介護生活に終止符をうちました。

私の大事な犬がとうとう天国へ旅たちました。
17才と7ヶ月。

この半年と言うもの
介護に明け暮れた。
オムツの生活にはいって7ヶ月くらいだろうか。
外でしか排泄をしなかった子が
全て私にゆだねた。

元気で15歳までぐらいは
遊歩道でゆっくりとではあったが
散歩をしていた。
それからは私が抱いていつもの道を
目で楽しんでくれればいいかな・・・

しかし身体が変形して抱かれるのも
辛いのか、室内で寝ることも多くなった。

オムツを取り替える度に
私の目が霞む。

あんなに元気だったのに、あんなに思い切り
走っていたのに・・・

そう思うと不憫でならない。
慈愛と言う言葉があっているのかもしれない



食事は手つくりが中心であった。
身体の骨が変形していたので
支えるのは私の両足。

耳元は膝でささえ、その時までは美味しく
3度の食事をたいらげたものだ。

大好きなものは何でもあげた。
苺、さつまいも。バナナは大好きで
毎日ペースト状にしてあげる。

喜んで食べた。

それも無理になったのは亡くなる
半月前ぐらいから。
それからは「シリンジ」で挑戦しましたが
シュナウザーの口には大変難しく感じた。


それでも二人係で食事の時間は大仕事であった。
「食べれば今日、明日は保障される」
そう思いながらお互いに頑張りましたが

脱脂綿のお水も受け付けなくなった時


今日かもしれない・・・・・・

私はその夜予感がありました。

さぁ寝るよ!と
ブランケットを掛けてあげたのが12時過ぎ。

私も横になりながら
布団を直していると


あ・・・・寝息が聞えない!



横で息をたてて寝ていたのが
ふと止んだ。

あわてて名前を呼び身体ゆすった

息をひきとった瞬間であった。

身体はまだ温かく
私は変形した体を伸ばしてあげた。

身体は柔らかく両足が伸びた。

シュナウザーにしてはとても長生きしてくれた。
大往生の表現が相応しい

猫のときは「安楽死」だった。
激痛を抑えるために「点滴」で和らげ
旅たった。
選択せざるをえない状況だったにせよ、「安楽死」は
私達夫婦にとっては「辛い過去」に変わりはない。


だから残された犬だけは「延命治療」はしない、
点滴もしない、と決めていた。

よほど「丈夫な健康な身体」を親から授かったのでしょう。

痛むこともないように思われたこの数ヶ月

眠る延長で旅に発ちました



 



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