僕らはみんな不完全
ひとりひとり
自分ひとりじゃ
埋められないピースがある
欠けたピースを
探し求めて
生きている
僕らはみんな不完全
埋まらないピースは
きっと誰かが持っている
人はひとりじゃ生きていけないものだから
みんな
みんな
欠けたピースを補い合って
支え合って
生きていけたらいい
皆さまがやさしい夢をご覧になれますように。
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ＩＷ ハーパーの甘い香りは
私を追憶の彼方へと誘う
あなたが好きだったＩＷ ハーパー
夜更けにあなたと味わった
口に広がるほのかな甘みと
まろやかな口溶け
大人の味
思春期から大人へと共に過ごした時間は
キラキラと眩しくて
永遠に思えたあの頃
今はもう逢うことはないあなた
今もどこかで
ＩＷ ハーパー飲んでますか
皆さまがやさしい夢をご覧になれますように。
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繰り返される日常に
同じ日がないように
その日によって
吹く風も違う
さざ波のような穏やかな風が吹く日には
微かな風に吹かれて
揺れる草花の穂先のように
心もやわらかく揺れる
嵐のような暴風が吹く日には
荒れ狂う海のように
心が荒波に襲われる
たとえ
嵐が吹き荒れる日だったとしても
小さな素敵は
どこかに隠れている
たとえば
嵐の日に見た
負けずに咲く紫陽花
嵐の夜にFMラジオから流れてきた
やさしいメロディー
毎朝
漂う淹れたてのコーヒーの香り
いつだって
気づけば
小さな素敵は
あなたの傍に
皆さまがやさしい夢をご覧になれますように。
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最も淋しいこと
それは
誰からも忘れ去られてしまうことかもしれない
僕が
今
ここにいること
生きていること
誰かの心に
誰かの記憶に
ほんの僅かでも
留めてほしくて
自分の足跡
一歩でも
誰かの心の片隅に刻みたい
そんな想いを秘めながら
日々を紡いでる
僕が
今
ここにいること
生きていること
忘れないで
皆さまにやさしい時間が流れますように。
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水辺の木陰を
ゆらゆら
舞う蜻蛉
最期の一日
口が退化し
食べることもなく
ただ
命のバトンを繋ぐという
使命を果たすべく
飛び立つ
僅かな命とも知らず
煌めく風に乗って
与えられた命の今を
ひたすら
生きる
儚くも
晩春の陽に
命輝く
皆さまにやさしい時間が流れますように。
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