昨日の雪が、一転、今朝は綺麗に晴れましたね。
通勤途中の東京タワー over 増上寺も朝日に輝いており、オフィスに着いて、自席から、さっき周ってきた皇居の向こうに見える富士山もくっきりでした。
今週は4日間とはいえ、憂鬱な週の初日ですが、少し気分がUP!
さて、引き続き、スマートスピーカーのバックエンドについて勉強していきましょう。
3. バックエンドの仕組み
ユーザの声を解析して、天気を答えたり、音楽を流したり、商品を注文したりは、そのスピーカーとクラウドのセットで実現できるものですが(+外部サービス)
ホームデバイス(家電など)をコントロールするには、ホームデバイスがそれに対応していないと(IoT)いけません。
しかし、IoT対応のホームデバイスって、豊富に市場に出回っているのでしょうか(私が知らないだけ?)
AppleのHomekitの紹介を見ると、
何かすばらしいスマートホームが実現しそうですが、
Apple Storeや、対応するアクセサリのリストを見ても、そんなに充実しているとは、、、
それはさておき、全体を俯瞰できるいい絵がありましたので、ここに貼付します。
フロントエンドに直接接続されるデバイスの例として、Smart Refrigerator(Family Hub)、Intelligent Gateway(AWS IoT Greengrass)が紹介されていますが、
前者は、直接フロントエンドとやり取りするため、実質的にPCやスマホの機能を持つ必要があり、お値段も、一番安くて3500ドル。。。
後者は、バックエンドの機能をもったルータで、感覚的には、家で使うものではなく、ビル、スパートオフィスとか構築されるシステムではないかと。。。
一般家庭のスマートホームを想定すれば、ホームゲートウェイを介して、そのホームゲートウェイと互換性のある、スマートデバイスをコントロールすることになると思います。
一般のスマートホームでのスマート化の対象は、照明、ドアロック、カーテン制御のほか、温度/湿度/環境/照度/防犯/火災などのセンサー類、そして低価格化へのニーズが強いものです。
例として、Phillipsの「Hue」が取り上げられていますが、
“Philipsの「Hue」は最近低価格化が進んできたが、原稿執筆時点のAmazon.comでの価格は4個パックで49.96ドル。一方、スマートではない、ただのLED BulbはAmazon Basicだと6個パックで19.99ドルだ(いずれも60W相当)。”
まだまだ、高いと。
それと、ここから技術的な話になるのですが、
ホームゲートウェイとデバイスのコネクティビティ(通信)ですが、Wi-Fi以外に、Bluetooth/Bluetooth Mesh、ZigBee、Thread、Z-Wave、etc.と多種多様にあり、ひとつのホームゲートウェイに、なんでも接続できるものではなく、
そして、コネクティビティが合ったとしても、そのオン、オフ、温度設定などの仕方がデバイスメーカー毎に異なっているので、異なるメーカーのデバイスは、ひとつのホームゲートウェイに接続できれば、コントロールできるものではない。
また、クラウドとの接続も、規格化されていないので、ホームゲートウェイが、それぞれのクラウド対応をしなければならない。
標準化団体はできてはいるものの、乱立状態らしく、相互運用の規格化が進まないと、デバイスメーカー毎、接続するクラウド毎、ホームゲートウェイを設置し、それぞれを、アプリでコントロールする、スマート何だかどうだか、わからないスマートホームが出来上がってしまいそうですね。
記事の筆者も、“スマートスピーカーのエコシステム構築に向け、まだバックエンド側は発展途上というか初期段階にしかないことを理解する必要がある。このあたりが今後どう発展していくか次第で、使い勝手はどんどん変わっていくが、これを現時点で見通すのは不可能だ。“と結論付けています。
ただ、先のマルチAIクラウドのネタに戻りますが、
私「Alexa、お風呂にお湯入れて」
Alexa「それは、Googleの役割です」
Google「気も互換性あるだろう。じゃあ、換気扇は、君がつけろよ」
LINE「沸いたら、電気をつけて、リラックスできる音楽流しますね」
なんて、面白くないかな。
4. IFTTHとスマートリモートコントローラー
フロントエンドとスピーカーは一対一でつながっているのに、バックエンドは、独自ソリューションでフロントエンドとつながって、ばらばらな状態であることがよくわかりました。
そんな中、複数のサービスをつなぐ仕組みを提供するサービス「IFTTT(イフト)」があります。
“IFTTT(イフト)という名前は、「IF(もし) This(入力) Then(ならば) That(出力)」の頭文字を取ったものだが、「This」と「That」には、IFTTTがサポートするさまざまなサービスを登録できる。例えば「ピザのデリバリーが出発したら、玄関の照明を点ける」「Evernoteに何かアップロードしたら、それをSlackに投稿する」というように、ユーザーのニーズにあわせて、複数のサービスを連携させることができる。”
細かな理解は追いついていないのですが、Google AssistantなどIFTTT対応しているものを使うと、エアコンに、湿度が〇%を超えたら、除湿をオンするとか、が設定できるわけですね。
そして、このIFTTTとの連携で、スマートスピーカーから操作できる「スマートリモートコントローラー」なるものが、いろいろ市場にでまわっていることが分かりました。
上記のコネクティビティの規格云々関係なく、赤外線のリモコンの代わりです。
スマート家電コントローラ REX-WFIREX2
赤外線と言うと、指向性が強いので、受光部にまっすぐ向けないとダメな印象でしたが、部屋は跨げないものの、これらのデバイスは、テレビ、エアコン、ライトなど、部屋に散らばっているホームデバイスを、赤外線でコントロールできるようです。(横方向360°とか、仕様にかかれてあり、驚きました、自分のデジタルデバイドぶりに)
Nature Remoは、iPhoneにIFTTTのウィジェットを作り、それでコントロールできます。
https://nature.global/jp/ifttt-setup/2018/7/6/iftttremo
そして、私はスマートスピーカーを持っていないのですが、Siriのショートカットをつかい、スマートスピーカーに話しかけた感じで、ホームデバイスのコントロールができそうです。
https://nature.global/jp/ifttt-setup/ios12siriremo
スマートスピーカーの仕組みからは外れましたが、iPhone、Siri からNature Remo miniを使って、テレビを操作するのをやってみたくなりました。
既存のリモコンで困っていないのですが、そこは知識の習得という建前と、
奥さんがソファに寝っ転がって、BSの2時間サスペンス再放送を見ているところを、Siriにショートカットとして登録した「つまんねえの」(IFTTTで、チャネルを変更する)で、遠隔でチャネルを変更して驚かすという悪戯のために。
ではでは。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます