池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

ハロン湾

2012-11-18 09:00:00 | ベトナム生活あらかると
さて、親孝行の旅、ハロン湾です。

休みにくい月曜日ですが、RHQであるシンガポールが祝日であることも幸いし、体調不良の早退を除けば、赴任以来、初の休みをとって、両親とハロン湾へ。

毎度お世話になっているAPTのツアーです。

よりゴージャスな船の旅もあったのですが、満員だったり、超高かったり、駐在員割引が効かなかったり、、、

結局、APTの”並”ツアー、$99で。← 泊まりなのに安い。

値段の高いツアーもあったのですが、APTで話を聞いていて、あまりお勧めじゃない感じを受けたのと、

「観る景色は、一緒だよね~」ってことで、安いので^^;

多少の不安は覚えましたが、まあ、大丈夫かな、と。

登山で山小屋に寝泊りできる両親だし。

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日曜の朝、うちのアパート前で、ツアーの車を待ちます。

うちは、ハノイの旧市街にあるので、大抵(というか、これまで全部)最後に立ち寄ることになります。

それが、不安なんですよね。

うちに来た時点で、ワゴンがほぼ満杯で、補助椅子に座られせられると、、、

さすがにハロン湾、遠いので、補助椅子はきつい。さて、どうでしょうか、今回?

ワゴンが来ました。満員ではなく、後部が空いているので、両親をそちらに行かせようとします。

すると、4人席に、先に座っていたロシア人カップルの女(国籍は後で知った)が、連れが来るからと拒否。

仕方なく、また、補助椅子かよ、、、と思ってワゴンは出発。

しかし、ガイドが挨拶を始め「みなさん、揃いました。」と。

何?

見ると、そのロシア人カップルの男が、寝そべって、、、

さすがに温厚な私も激怒、なんだ、てめーら、どけ!と。で、両親だけはゆっくりとした椅子へ。

こういう奴等は、ホントむかつく。

後ほど、PAで、ニコニコ挨拶されたけど、女の方には、連れはいつくるんじゃ?恥を知れ!と言ってやりました。

まあ、恥は知らんでしょうね、言ってみたところで。

こんなのと一緒かと思うと気が滅入りますが、気を取り直して、ハロン湾へ。

ちなみに、ツアーメンバは、英語ツアーなので、日本人は私たちだけで、他は、むかつくロシアと、むかつかないロシア、インド、マレーシア、スイス、ウルグアイとずいぶん国際的。ウルグアイにはちょっと驚きました。ガイドは、やたらサッカーのことを話しかけますが、当のウルグアイの夫婦は、詳しくない模様で、そのやりとりは、一興^^;

4時間程で到着です。(私は、補助席ながら、熟睡モードでしたが、インド人のガキがうるさくて、始終眠りを妨げられました)

船着場は、ボートで一杯です。


写真のボートで、沖の船(泊まるやつ)に向かいます。


これが、泊まった船。


船室は思いの外、ちゃんとしていました。




電気もついたし、エアコンも効いたし、シャワーも熱いお湯がでました。

それはそれで、なんとなく残念なのでしたが^^;

でも、一緒のツアーのマレーシアから来た親子に聞くと、

電気がつかず、夜は真っ暗で困ったといいますし、

両親の部屋は、お湯がでず、シャワーを浴びられなかったと。

私だけが幸運だったのかも?

昼ごはんを食べ、デッキに上ってクルージングを楽しみます。


湾内は、意外と壮大で、驚きました。


上陸できる島もあったり


そして、そこらじゅうに船がいます。


最初の目的地、鍾乳洞のある洞窟へ。




行った人からの情報では、人が多すぎて窮々と聞いていたのですが、かなり大規模な鍾乳洞です。








十分に楽しめました。

出口から、その洞窟のある湾を望みます。絶好の撮影ポイント♪


その後、カヤッキングを。


水上生活なんかも見ることができ、低い視線は、待ち歩きもそうですが、いいですね。


ただ、翌日から筋肉痛です^^;

行きに通り過ぎた、砂浜のある島にも上陸。


ガイドに、この島はなんで砂浜があるのか聞くと、フランス人の建築家を、ホーチミンさんが案内して、その人の名前を島の名前にして、、、と、質問には答えてくれませんでしたが(さすが、知らないとは言えないベトナム人の典型的反応)

後で調べると、砂は、本土からわざわざ持ってきたと。。。何のため???

そこから少し離れたところに停泊し、一夜を過ごします。

表に出ると、それこそすごい数に船が停泊していました。

あとで、スタッフに言われたのですが、凄く勇気があると。何年か前に、船が沈没して、寝ている間に大勢亡くなったと。

まあ、そんなこともあるでしょうね。

そして、恐るべきことに、翌日には、何事もなかったように、宿泊させる船が出航したと。。。

まあ、ベトナムだし。。。

翌朝は(寝ている間に沈まなくてよかった)、朝食後、(ガイドの英語の説明では)ラグーンへ。

岩で囲まれた所で、運がよければ、サルが見られると。見所はサルではないと思うのだが、、、

洞窟のようなところに、小さなボートで入っていきます。




海面が上昇すると、入ることができないので、朝一だけだとか。

確かに、たくさんのボート、カヤックが入っていきます。

内側は、




囲まれているので水面も静かで、外の音が遮断されるのか、不思議と厳粛な雰囲気です。

オプションツアーだと、一人$4とられましたが、これは一見の価値あり。サルはいませんでしたが。

そのラグーンを離れて、浮き台になっている真珠の養殖場へ。






それなりに面白いと思いましたが
(種付けしている台の水を払うのに、ベトコムバンクのキャッシュカードを使っていたり)

説明によると、5年かかると。5年経って開けてみるまで、身(真珠)をつけたかはわからず

身をつける確率は30%、さらにその30%しか商品にならんとか。

希少価値を売り込んでいるつもりかもしれませんが、養殖にしては、稚拙ではなかろうか。。。

そして、アコヤ貝は、アメリカのミシシッピーから輸入して、、、なんかハロン湾の名物ちがうやん。

「買わないと、後悔する」と売り場の壁に貼ってありましたが、買ったら絶対後悔すると、マレーシア親子と苦笑い^^;

その後は、港までクルーズ。




これは、Fighting Cockという名物(岩)?


鶏が戦っているようには見えないけど。。。

港に着いて、昼ごはん食べて、さすがにぐったりしながら、4時間後にはハノイです。


夜、両親を空港に届けて、久しぶり(ホント、両親とこんなに過ごしたのは高校生以来かも)に親孝行をした3日間でした。

安いハロン湾ツアーでしたが、大満足でした。

でも、APTは、移動は改善すべきですね。

帰りも、乗り合い状態で、最後に乗ってきたドレッドヘアーのカップルは、補助席になって、大声でガイドに噛み付いていました。

あと、それほどの不満ではありませんが、

船での昼食、夕食、港での昼食、

全部、メニューが同じ^^;

ハロン湾名物では、決してないと思う献立。ツアーメンバが全員「また?」って表情でした、特に最後の昼食は^^;

まあ、安いツアーですから、文句をいっちゃあいけませんね。十分楽しめましたし。

たぶん、次に、誰かを連れて行くとしても、これを申し込むことでしょう。


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