池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

私的、クレジットカード、電子マネー、ポイントの使い分け

2019-01-29 20:00:00 | 知識・学習

こんにちは。

iDのキャッシュバック、nanacoで払う固定資産税と、電子マネーに関する知識を積み上げているところですが、

クレジットカード、電子マネー、ポイントを総合的に、どのような使い分けをすれば、お得?

あるいは、個人の嗜好にあった使い方ができるか、ちょっと考えてみます。

1. マイルを貯めるのは別

海外出張、海外赴任の頃は、とにかくマイルを貯めて、座席をアップグレードするために、クレジットカードは、とにかくエアライン系でした。

提携店で買い物すれば、マイルが2倍などのキャンペーンがあるので、買物をする店を選ぶことはありましたが、複数クレジットカードを使い分ける必要はありません。

エアライン(アライアンス)は色々乗るものの、クレジットカードで貯めるマイルは、最も乗る機会のあるエアラインで作り、それだけを使っていました。

また、カードのステータスも重要なので、同じエアラインのマイルが貯まるクレジットカードは何種類かあっても、作るのは、使うのは純正カードひとつ。

また、年会費やショッピングマイル特約など、結構高かったりするのですが、とにかくマイルを貯めたいので、考慮の範囲外です。

マイルは、1マイル=1電子マネー(ポイント)で変換できたりしますが、エアチケット、アップグレードで換算した場合、ラウンジ利用の特典などを考慮すると、マイルは圧倒的に価値が高いと思うので、マイルラーな生活をしている限り、ポイントサービスなど考える余地はありませんでした。

2. 目的が電子マネーとなると


ところが、飛行機に乗ることがなくなり(マイル自体は貯まったままなので、失効する前に家族旅行にでも使うつもりですが)


目的が電子マネー(ポイント)で、次の買い物に使う、となると様子が変わってきます。

クレジットカード、電子マネーいずれにしても、ポイント還元率、提携店(たまる、つかえる店)が検討のポイントかと。

また、年会費も、トータルで「割がいいか」の比較要素になりますね。

還元率ですが、クレジットカード、電子マネー、種類に応じて色々ありますが、だいたい1%といったところでしょうか。

どこで使ってもいいのですが、提携の有無があり、提携するお店、サイトによって、上乗せがありますね。

ポイントの視点では、Tポイント、dポイント、楽天、Pontaなど、提携店でなければ貯まりませんし、つかえません。
(ファミマはTポイント、マックはdポイントと楽天、デイリーは楽天、ローソンはPontaとdポイントのように)

クレジットカード、電子マネーは、使えば貯まるポイントとの組み合わせもあります。

年会費は、JREのように、固定でかかるものもあれば、前年いくら使えば翌年無料とか、永遠の無料というものもあります。

これも、年会費が高いけど、還元率が高い、付帯サービス(保険、補償)が充実しているとか(ゴールドカードも)、安いと使えると店が少ない(Amexのように逆もありますが)、付帯サービスがよくないとか、年会費の多寡は、総合的に比較する一要素であって、一概に良い悪いとは言えませんね。

3. 基本的な考え方

3.1 提携店ではそのポイントが貯まる方法で

  • クレジットカードなら、その提携店(お店では、提携クレジットカード)
  • ポイントカード(支払手段はともかく)なら、ポイントの提携店で(お店では、提携ポイント)

基本はこれかと思います。トータルで還元率が上がるのは、その電子マネー、ポイント、カードは、提携店でつかうこと。

amazonで買うならamazonカードだし、楽天で買うなら楽天カード、という具合に、ショッピングサイトで、還元率のよい組み合わせで使います。

お店の場合も、提携店では、カードや電子マネーのポイント還元に加えて、ポイントが付きます。

例えば、クレジットカードだけなら1%のところ、提携店で+0.5%のように。


会員カード(支払は、別カードでも)だけでも、ポイントをつけることができますから、その分の上乗せがあります。

割引やキャンペーンも付きますので、ポイント毎、提携店毎に使い分けわけられるといいですね。(さらには、お店独自のポイントサービスの二重取りにもできます)

3.2 電子マネーで上乗せ

  • 電子マネーは、クレジットカードでチャージしてポイント(チャージ限度以上のものは、カードで)
  • 電子マネーをチャージするクレジットカードは何でもいいか、提携したものの(一体となっている)方がお得

プリペイド電子マネーの場合、クレジットカードからチャージしておけば、買物の時、クレジットカード決済の時の二重にポイントを得られますし、
 

ポストペイドは、買物の時なのか、クレジットカード決済の時なのかは、使うお店によって異なるようです。

その分、二重取りのない分、特典として、結果、同等以上のポイントが付くようですが(ローソンでiDを使うと、3%OFF、iD決済として1%ポイント、dポイント会員として1%ポイントと、合計5%分のお得さがあります。そういえば、先日、PontaがApplePayに登録されましたが、決済ををdカードにしたら、どういうポイントの付き方になるのか、割引はあるのか、簡単には理解できそうにないですね。)

そして、提携店のポイントを乗せると、三重取り、四重取りになります。

例えば、ツルハドラックで、Edyで買い物をすると、楽天カードからEdyチャージ、Edyでの支払い、提携店のポイント、そして、ツルハドラック会員ポイント(のちの割引券)とできます。

このパターンで、中間の電子マネーは基本的に何でもよく、楽天JCBカードで、nanacoにチャージし楽天ポイントをもらい、nanacoで支払う際nanacoポイントをもらい、楽天ポイントカードで楽天ポイントをもらい、ツルハカードにも会員ポイントが付きます。(ただ、手間ですよね、そして、なんか気恥ずかしい)

Nanacoは使えば、どこでもポイントが付きますが、Suicaは提携店でのみポイントが付き、それ以外の買い物は、、チャージのクレジットカード決済だけなので、このパターンでは損な感がありますが、チャージの際にちょっと多めの1.5%つきますので、実質、他の電子マネー+クレジットカードと同等(くれぐれも、現金でチャージはしないように。nanaco以上に、もったいないです)

また、Suica(または、View カード)は、アトレなどの駅ビル提携店のキャンペーンでのJREポイント付与率が、楽天並みに豪華です。

JREポイントは、Suicaに変換してしまえば、ポイントのように使える場所が限定されることがなく、公共交通機関にもつかえますので、非常に汎用的ではないかと思います。(これが、Suicaに変換できず、駅ビルの提携店のみ、とか言われたら、最低でしたがね。JREポイントとしては、まさにそうなの限定ポイントは非常に使いづらいです)

3.3 電子マネーは使い勝手

  • 電子マネーは、チャージと受け取りの手間が面倒、ポストペイド、モバイルが便利

しかし、プリペイドの電子マネーで、カード型の場合、障壁となるのがチャージの手間です。

nanacoは7&iのATMかレジ(クレジットカードは登録の上、即日ではない)、Suicaは駅の券売機か、駅のどこにあるのかわかりにくいVIEW ALTTE、Edyなどは提携店のレジでできるところと、できないところあり。

また、カード型は、必ず“受け取り”行為が発生するので、チャージ行為がWEBでも、カードを“受け取る機械”が必要です、専用機であったり、対応レジであったり、自分でFelica対応のカードリーダー買うとか、

またチャージの上限があるので、そんなに大金をチャージしておくことはできず、また、紛失したらクレジットカードと異なり、すぐ使われてしまうリスクも高いです。

Suicaのオートチャージは便利ですが、これも、Suicaで電車通勤していれば、の話ですし、いざレジでチャージが足りない時は、他の電子マネーより使えなさが際立ちます。

チャージの問題にフォーカスすれば、電子マネーは、iDなどのポストペイド型が今後普及するかもしれませんね。

しかし、カード型で使っている場合、ポストペイドはチャージした額を失うのではなく、クレジットカード利用額の上限まで、電子マネーとして使われてしまう、最大のリスクがあります(絶対、なくせませんね)

そのあたりを総合的に考えると、モバイルSuicaはよくできていると思います。

その場でモバイルでチャージできます。そして、即、使えます。
(カードでの受け取りでは、インターネットでチャージしてから受け取りまでの時差が発生するが)

紛失時、使われてしまう恐れはありますが、遠隔でロックできるので、リスクは低いかと。

それに、チャージ上限20,000円。利便性と裏腹ですが、損害額も少なくて済みます。

不足すれば、その場でチャージすればいいので、それほど残高を気にしなくていいですね。

ただ、一回の買い物で、Suica利用は一回、とされているところもありますので、20,000円以上の支払いは、クレジットカードで払うことになります。

ApplePayであれば、Touch IDでの認証があるので、セキュリティは安心です。

ただ、個人的には、交通系として認証なしで使えるモバイルSuicaと比べて、使い勝手は落ちます。

特に、私は指紋が薄いのか、認識率が非常に低く、結局パスワードを入れることになるんです。
(新機種を買って、顔認証しろ、というAppleの仕業か)

まあ、そこが大丈夫な方は、ポストペイドの電子マネー(のクレジットカード)を、ApplePayに登録すれば使い勝手はいいかと。

ということで、私的には、特定ポイントの提携店以外で、汎用的に使う場合は、モバイルSuica(Viewカードでチャージ)にしています。

ちなみに、Bic CameraのViewカードですが、年一回の買い物(Suicaチャージでも)で年会費無料、SuicaチャージのJREポイント付与率は、他のViewカードと同じ1.5%、Viewカードが、提携店以外での支払いの場合、0.5%の還元率のところ、その0.5%に加えて、Bicポイントを0.5%(200円で1ポイント)つけてくれますし、Bic CameraでSuicaで払うと、現金と同じポイント付与(そして、チャージの際のJREポイントも付きます。ただし、Suicaチャージ限度額20,000円以内なので、それ以上はクレジットカード機能で。Suicaを電子マネーで使う生活における、連携クレジットカードとしては、申し分ないものと思いますし、餅は餅屋の典型かと)

4. じゃあ、結局は?

身も蓋もない言い方ですが

結局は、どこで買い物をすることが多いのか、生活環境や、ライフスタイル次第ですね。

マイルを貯めるライフスタイルでは、そのエアラインのマイルが貯まるカード一枚、

amazonプライム漬けの生活なので、amazonゴールドだけ、ゴールド年会費の元をとる、

ポイントはいろいろ貯めたいけど、カードは一枚だけで支出を一括管理したい。

最寄り駅前のローソンでばかり買い物するので、dカードのiDで払い、貯まったdポイントでDocomo料金を払いたい。

などなど

まあ、先ほどまで、あれこれ効率的なポイントの貯め方、使い方を語りましたが、結局は、個人の嗜好が上回るものです。

(うちの奥さんなどは、基本的には現金派。何となくカードは嫌ならしく、私が代わりにカードで立て替え、あとで現金でもらったりします。)

私としては、ベトナムから帰任した時、いろいろなポイントサービスが流行っていることに驚くとともに、面白いと思って、一通り作ってみました。まあ、それが功を奏したのかどうなのか微妙ですが、どのポイントを貯めるとかではなく。

何を何処で買うかで、お得に使い分けるマルチユーザが、ショッピングスタイル、ライフスタイルに合っているようで、レジでも、ネットでも、ポイントの貯め方もスマートにできていると感じる自己満足が心地よいのです。

結果、カードやポイントの数だけ、分散してしまうのですが、ポイント利用は、生活費の節約というより、期限がきれそうな分だけ、コンビニで飲み物、ドラックストアでのど飴という具合に、ちょいちょい、“ただで貰う”ご褒美感覚や、ちょっとした“割引”でお得感覚を楽しんでいる次第です。

加えて、何もなければ、固定されてしまいがちなお店やショッピングサイトが、ポイントの貯まり具合や、期限切れのタイミングによって、違う店に行ってみる、違うサイトで商品を探してみる、など、生活にアクセントを加えてくれていることも事実です。

例えば、

普段はスイーツなんで食べませんが、Pontaがずいぶん貯まったので、ローソンで買って奥さんへのお土産にしようか、

dポイントが失効しそうなので、今朝は、朝ご飯作らず、奥さんと朝マック行ってみようか、

JREのポイントが切れそうだから、アトレのカフェで食事してから、映画を観ようか、など

でも、実は、私のポイントライフスタイルの恩恵を被っているのは、現金派の奥さんだったりしますね。

# モバイル決済については、まだ不勉強なので、またの機会に

ではでは。

 



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