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悲運のクラリネット。Leblanc by Backun "Symphonie","Legacy" プロローグ

2016年05月07日 | クラリネット-ルブラン

ルブランのフランス工場が火災に遭い、1400本以上のクラリネットが焼けました。
その後も、Opus2やConcerto2などを製造していたみたいですが、ついに、2005年頃か、クランポンに工場を売却してしまいます。

そして、新生ルブランとして、革新的なクラリネットとして生まれたのが、SymphonieとLegacyです。
これらは、MorrieBackunの設計により、LeblancUSAで生産され、2006年に発表され2007年ごろから販売されました。 
日本では野中貿易が代理店で、2008年頃のクラリネットフェスタかでSymphonieが参考出展され、今までと違う設計のクラリネットに試奏されたかたはびっくりしたそうです。

Opus2などから引き継ぐエルゴノミクスキーデザイン、抜群のスロート周りの改善、スピーカーホールのボイシングピン、左手でも操作できる特徴的なC#G#キーなどなど、まさにエポックメイキングなクラリネットでしたが、短命に終わってしまいます。

2010年の初め頃、ルブランUSAの工場での生産が止まります。
Backunブランドとして、 プロテジェ、バックン、モバのモデルが販売されることとなります。
現在、ルブランのクラリネットでは、アーティストモデルは生産されていないことになるのです。 

クラリネットの紹介へ続きます。

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