毎日が秋休み。......Eternal fall is here!

芸術の秋、食欲の秋、行楽の秋。毎日が収穫の秋。

マウスピースの重さ。

2023年04月23日 | クラリネット-マウスピース

マウスピースの重さって、考えたことありますか?

ポマリコのクリスタルマウスピースが一番重くて、バンドレンのエボナイトが一番軽かったです。
同じガラス製でも、ポマリコとオブライアンは結構重さが違いました。

マウスピースの素材、比重は客席で聴く音色にとても影響するらしいので、参考にどうぞ。


Puccini Tosca by Playnick

2023年04月07日 | クラリネット-マウスピース
高級マウスピースの代名詞、PlaynickのPuccini Toscaを買いました。
フェイシングは1.20mmくらいあるはずですが、それを感じさせない非常にスムーズな息の通り。
トラディショナルの31/2とかでも意外とあっさり吹けてびっくり。
音色もまとまりがあり美しい。
バンドレンのBD7とか、最近、クラシック用でも広いフェイシングのマウスピースがリリースされて来てますが、内部とか色々昔のマウスピースとは設計が違うんだろうなと思いました。







初心者向けのマウスピースって?

2023年03月11日 | クラリネット-マウスピース
始めたばかりの初心者向けのマウスピースってなんでしょう?
5RVライヤーって言うのが日本では一般的。
海外ではB45が中庸だから一般的らしい。
5RVライヤーは1.10mmくらいの開きで、ミディアムクローズに分類される。
B45は1.20mmくらいの開きでミディアムオープンに分類される。

クラシック、柔らかい、ダークだとクローズド気味なイメージがするけど、吹奏楽部でクラリネットを始めるなら、ポップスとか多いしB45が向いてるんじゃないかと思ったり。
あと、最初から少し広めのマウスピース使えば、音質や音程の変化、音のまとめ方など、吹いてたら自身で気づき分かることが多く、向いてるんじゃ?
海外で選ばれている理由が、何かあるんだろうなと思いました。
息が入るだろうから、合奏出来る体力も付きそう。

いきなり5RVライヤー買うんじゃ無くて、初心者でもB45など吹いてみたら良いと思う。初心者でもきっと分かるから。

M30とかB40ライヤーはフェイシングが長いので、アンブシュアが安定してからがいいと思う。
B40やBD5は、レールが太めで出音をマウスキングしちゃう傾向があるので、思いっきり響かせれるようになってからが良いと思う。







対面リフェイス会に行って来ました。

2022年12月17日 | クラリネット-マウスピース
大阪のドルチェ楽器さんで開催された
対面リフェイス会に行って来ました!
Sericさんを知る方から、「捨てようかと思ってたマウスピースが一軍になるから。まずはそう言うのを持って行って!」
って言われたので、綺麗だけどなんか吹きにくいバンドレンのマウスピースを持ち込みました。

まずは、削っては測りの繰り返しで左右のバランスや、テーブルの平坦を出していき、そこで吹いてみます。
軽々と抜ける倍音も豊かになり素晴らしい!って思ってたら、
「吹いているのを聴く限り、内部を削るとコントロールしやすくなると思います。」とアドバイスいただき、少しずつ内部に手を入れて、私が吹くを3回くらい。
しっとりと素晴らしいマウスピースが出来上がりました。

最後に「もうマウスピースは持って来て無いんですか?」って聞かれ、時間はいくつか持ってこようと思いました。




左がLBBさん、右がSericさんにリフェイスしてもらったマウスピースです。
バッフルの仕上げ方に職人さんの考えが出るのかも。




Buffet-Chedeville

2022年12月12日 | クラリネット-マウスピース

Buffet-Chedevilleって聞いたことありますか?
クラリネットメーカーのビュッフェクランポンが作っていたマウスピースです。
シェドヴィルっていうヴィンテージマウスピースで有名なメーカーから仕上げ前のマウスピースをクランポンが仕入れて加工して製品にしてました。

上記の画像で、一番上の3本線の間隔が広いものは、Glotinだそうです。シェドヴィルのものは3本線の間隔が狭い下の2個。

非常に上質なエボナイトでできているので、リフェイスするととても音色がいいと評判のものです。
Cっていうのがモデル名で、だいたい1.20mm/16mmくらいのフェイシングです。
見つけたら、クランポンはマウスピースの仕上げは得意じゃなかったみたいなので、リフェイスに出してみてください。

 


リフェイス出したことありますか?

2022年11月02日 | クラリネット-マウスピース

マウスピースの材料、エボナイトはとても摩耗に弱い素材だそうです。
どんなに精密に作っても、1年程度で摩耗でくるってくる。
ESM(クランポンに付属のもの)などのアクリル樹脂は結構強いらしいです。

で、包丁を研ぎなおすようにリフェイスと言って削り直しをしてくれるサービスがあります。
日本では、サックスメインでクラリネットもOKなSericさん、クラリネット専門のLeBonBecさんがあります。

マウスピースを送って、好みを伝えてリフェイスしてもらう方法。
対面で、吹きながら少しずつ調整してもらう方法。
の2種類あります。

どちらも、店頭で並んでいる新品の状態ではありえないくらい寸法を合わせてくれるので、とても吹きやすくなります。
ただ、もともとが歪んだ作りのマウスピースだと寸法合わせも限度があります。
有名奏者選定品を超えるマウスピースをリフェイスで手に入れたければ、吹きやすいものを選んで持ち込みましょう。

対面だと、調整したマウスピースを吹いているのを聞いてもらいながら、再調整を繰り返し、抵抗感や苦手な音域をカバーしてくれるような調整をしてもらえるそうです。

調整してもらった、マウスピース。

下がLBBさん、上は海外のリフェイス職人さん。