栃木発「ちゃりあん」ブログ

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大山公園参道・紅葉定点観察2012 ④  10月21日と26日。

2012年10月29日 19時39分44秒 | 日記
那須塩原市・大山公園参道。

10月21日。

那須の山から

紅葉前線が下ってくるのと合わせて

「街のモミジ」も

その準備を着々と

し続けていた。




道のない

奥まった一角に

「冬桜」らしきものが咲いていた。


秋はとくに

春と気候が似ていることから

再び開花する品種も珍しいことではないらしい。


もっと詳しく観察したかったが

私有地につき

望遠でここまで。




一気に咲くのではなく

順々に咲く。


さてさて・・・



カエデは

まず

緑の色素が光によって分解される。

すると

赤の色素が浮き出るのだが

分解が完全でないと

このように

黒にちかい色に見えたりする。



前回、「種」と書いたが

詳しくは「果実」。

そう

カエデも

種を含んだ果実があるのである。

もちろん

食べられない。



酷暑は

人間のみならず

カエデも弱体化させる。


病気が

今年はとくに目立つ。



定点木。

徐々に変化が。



赤も全体的に薄い感じは否めない。

しかし

光の当たり具合で

美しさは

変わってくる。



カエデに寄生するクモ。

両手をあげて

まるで「威嚇」しているように見える。


ピントが合っていないけど

それは

ご愛嬌。。。



日照の関係で

上から紅くなることが多い。



悲しいかな、今年の傾向。

緑が残ったままの落葉。


湿度の関係だろうか

紅くなる前に

力尽きて

風にのって

落ちてゆく。


ただ

それも

自然の

成り行き。



西口から。


ピークまではあと1か月。


どれだけ変化するのか


また


愉しみである。


・・・・・・・・・・・


そして


10月26日。




イチョウも

まだ緑のまま。



ムラサキ。

これは美しい。


先発隊の


この時期だけの


ムラサキだ。



慰霊塔から。

やがては

イチョウとカエデのミックスがここで

楽しめる。



公園駐車場側から。


やはり

南面上部の着色が際立つ。



西口から。



反対にトイレ側。



定点木。

紅の脱色で

黄色がでた。



過去に伐採した幹には

大きなシロアリの巣が。



虫こぶ、らしきものも。

これを放置すると

樹木が弱体化する。


この木は天然記念物。

我々は事態の推移を見守るしかない。



カエデを好むのだろうか。

たくさんいた。



カタツムリもいた。


だんだんテントウムシも増えてくる。



東口全景。



東口プレート前。

一部がようやく変色し始めた。

ゆっくりと

12月上旬まで

色分解を繰り返してゆく。



伐採跡にサルノコシカケ。

ここでは

あまり確認しなかったので

まだまだ

大丈夫のようだが


対策を講じないと

すべて枯れることになるかもしれない。


紅葉は

最低気温8度以下で色を増し

日照

昼夜の寒暖差

湿度

それが色づきを変える。


今年は酷暑あり。


色が薄く感じるのは


湿度が少ないとか


葉が弱って枯れやすいとか


いろいろ考えられるだろう。


けれど


すべてが色づき悪い、というわけではない。


紅葉は


その条件の違いで


同じ場所でも


毎年変わる。



あなたにとっての紅葉のおすすめはありますか。


ぜひ


大切に見守ってあげてください。


くれぐれも


葉をちぎる、なんてことの無いように。。。


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