ねこのひたい

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おとぼけな日々のことをいろいろ書きたいです。

お笑い、母との面談

2021年01月22日 | 介護の問題

母の入所する介護施設は、

感染症対策がものすごいです。

これはコロナに限ったことではなく

以前からそう感じていました。

 

昨年2月、日本にも武漢よりウイルスが流入、

その時点で面会が禁止になりました。

その後、一度6月ごろに禁止が解除になったのですが

なかなかタイミングが合わず、

やっと行ってみるか!となって申し込むと

(事前予約が必須)

「近くで感染者が発生したのでまた取りやめます」と。

近くって言っても隣の市で、私と母の居住地の市では

そのころ感染者報告が「0」だったのですが、

禁止になりました。

 

その頃になると

「別に母に会わなくてもどうってことないな。

今までは義務感で会いに行ってたんだな~」

と思うようになってしまいました。

 

その後、再び面談解禁になったので

今度はその知らせの後、すぐに申し込みました。

 

ここから実際の面談の様子です。

面談は、普段使っていない広い部屋で行われました。

もちろん、窓全開。

部屋の真ん中に、ビニールの仕切りが設置されていました。

その仕切りから、かなりの距離を置いて

私が座るべきイスと、母の車いすが置かれました。

イスと車いすの距離は4~5メートルくらい?

 

私はマスク着用だったので、

「母にわかるかな?」とちょっと思いましたが

無事わかったようでした。

しかし、わからないことが発生しました。

「お互いが何言ってるかわからない」

 

元々もごもご早口で話す母との会話は

「はっ?なんて言ったの??」と

聞き返すことが多かったです。

その上この環境では、

母が私の問いかけに見当違いなことを答えても、

聞こえなくて、なのか、認知の問題で、なのか全くわかりません。

 

ま、どっちでもいいんですけど、

せっかく来たんだから、ちょっとは会話をしたい、

そんな思いから、私は大声で、

そして、立ちあがってビニールの仕切りの上に顔がでるようにして

しっかりと母の目を見つめて(仕切り越しはこれができない)

話しかけたりしました。

 

そんな感じで話すと

「そうかね」(母がよく言うフレーズ)

と、内容わかってるかは不明ながら、

会話の雰囲気は楽しめました。

しかし、大声も、時々立ち上がるのも疲れたし

元々母は私に用などないしで

設定された時間をだいぶ短縮して面談を終えました。

 

終わる際、立ち会った施設の方から

「私もあまり近づいちゃいけないんです」

と言われ(施設の決まりについての説明で)

すれ違うくらいで感染してたら

日本もっとすごいことになってますよ、

と心の中でつぶやきました。

 

この話を知人に再現を交えて話すと

「何それコント?」

との感想でした。

 

話を戻します。

そこから駐車場まで行く途中にはデイサービスがあって

ふと見ると介護士さんの中に

マスクでなくてマウスシールドの人がいる!!!

 

母の施設の感染対策は、科学的な論拠ではなく

「めちゃくちゃ頑張ってやってます!!!!!」

ってアピールなのかもしれないなとそれを見て思いました。

 

面談の会場でも、

ビニールの仕切りするなら、母と私の距離はもっと近くても、

母と私の距離があれだったら、ビニールの仕切りいらないし、

ダブルでやることによって、

私の声を大声にし、飛沫を発生させるという

逆効果を生んでいるのではと感じました。

 

ついでに言うと、その施設の職員の皆さんは、

外食や市外へのお出かけを極力禁止されているそうです。

もちろん他県の家族の帰省は言うまでもありません。

 

私だけの意見だとは思いますが、

働く皆さんの生活をご不便にしてまで

私の母の命を守っていただかなくても結構です。

皆さんの毎日が楽しい方が、私はうれしいです。

万が一母がコロナに感染して亡くなるようなことがあっても

「運命、または寿命」として受け入れる準備はできてます。

 

て、言っても入所者の家族の総意ではないので

言うだけ無駄ですね。

 

そして、このお笑い面談ですが、私の行った後すぐに

またしても停止されました。

今度はオンライン面談だそうです。

「そうだよね~、オンラインだよね!」

と一瞬納得したものの

家族は施設の玄関まで来て、そこから

オンラインで部屋にいる入所者と話すそうです。

家でできないんか~い

 

多分、家族のメールアドレスを収集して

面談希望者にはZOOMの招待をする、

をできるマンパワーがないんだろうな。

家族のメールアドレスを収集すれば

毎月郵送してくれる領収証なんかも

PDFで送付できて、手間と経費の削減になるのにな、

そんなことまで思っています。

 

よかったらアドバイザーにどうですか、私。

 

 

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ぽぽんがぽんきち)
2021-01-28 16:49:42
なんだかちょっとずれた感のある面会だったね。
ビニールの仕切りがあるなら、そんなに離れなくても、ねぇ。

うちの母の施設も面会NGで、今月からzoomで面会(予約制)可能となりました、のお知らせが20日くらい前にありました。
そろそろ申し込んでみるか、と思って、昨日電話したら、なんと私が第一号でした。
来週、zoom面会をするのだけど、施設側も初めてでドキドキらしい(笑)
どうやって招待するのかと思ったら、始める前に電話でIDとパスワードを連絡してくれるそうですよ。
メールアドレス収集なんて、考えてもいない様子です。

そして。
>「別に母に会わなくてもどうってことないな。
>今までは義務感で会いに行ってたんだな~」

>働く皆さんの生活をご不便にしてまで
>私の母の命を守っていただかなくても結構です。
>皆さんの毎日が楽しい方が、私はうれしいです。
>万が一母がコロナに感染して亡くなるようなことがあっても「運命、または寿命」として受け入れる準備はできてます。

どちらも同感です。
返信する
Unknown (chabonosuke)
2021-01-29 13:48:20
ぽんきちさんのお母さんの施設もなんだかねぇ…
>始める前に電話でIDとパスワードを連絡
これ、連絡する方もされる方もすごい手間なのでは????

そもそも介護施設は、介護がメインのお仕事だから
オンラインへの対応とか想定外なんだろうね。

ぽんきちさんが第一号ってことも、利用者の家族が
・そもそもZOOMがわからない
・そこまでして親に会わなくてもいい
のどっちかな、って思ったんだけど、違うかな。

ZOOM面談終わったら報告してね。
返信する

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