- 第15回 桜ゼミナール 石平先生 『膨張する中国と萎縮する日本』 -
題目:『膨張する中国と萎縮する日本』
日時:平成23年7月3日(日)午後4時~
場所:護国会館(栃木県護国神社内)
講師:石 平 氏(評論家)
著書に『私はなぜ「中国」を捨てたのか』、『中国のメディアが語る中国経済崩壊の現場』、『謀略家たちの中国 中国四千年の悲哀』など。
石平先生のホームページ
http://www.seki-hei.com/
冒頭に中国共産党の成り立ちを説明していただき、ソ連、中国、北朝鮮と共産主義革命を行った国でまともな国は無いと喝破。
その後、表題に有るように中国の膨張のプロセスについて解説。まず中国は内陸への侵略を始めます。西のチベットは対インドの防御壁、ウイグルは中東への足がかかり、さらに北の内モンゴルでも弾圧。陸の守りを固めた上で、いよいよ海へ。尖閣事件についてはご存知の通りです。国境の概念の無い中国。中国の領土・領海の面積は国力に比例します。
チベット出身のペマ・ギャルポさんとの酒の席では、チベットは四川省に入れられたので、四川省出身の石平先生もペマさんと同郷になってしまう事や、パンダをチベットに返してくれ等々のエピソードも紹介。
世界的な共産主義革命という疫病を何とか防いだ日本ですが、昔の貧しい中国とは異なる膨張する中国に対してこれからどのように対処するかが課題です。海軍の貧弱なフィリピンやベトナムですら、かつての侵略国である米国を後ろ盾として中国に抵抗しています。それに引き替え最強の護衛艦であるイージス艦を複数保有しつつも平和ボケしている日本を先生は案じておられました。
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