かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

推薦図書

2021年06月26日 | 気になる人々
子供の頃から本を読むことは、それほど好きではなかった。
本の匂いをかぐと便意をもよおす癖があるからというわけではないけれど、図書室よりも音楽室のほうが好きだった。

夏休みの宿題の読書感想文では、たいてい賞をもらっていたけれど、課題図書で記憶に残っている本がない。

施設暮らしを始めて1ヶ月になる父が退屈でしかたないと言う。
コロナで面会も外出もできないし、施設の玄関は(当然ながら)鍵がしまっていて、勝手には外へ散歩にも出かけられない。
施設内には病院みたいに売店も図書コーナーもないというから、退屈だというのもわかる。

なので、本を送ることにした。
だけど、父が毎日、数社の新聞を隅から隅まで読んでいたのは知っているけれど、どんな本を好んで読むのか、まったくわからない。

「なんでもいいんだよ。駅の売店で売っているような本でいいんだよ。買わずに借りられたら、なおさらいいんだけど」と言う。

ああ、確かに、むかしは駅のキオスクや空港でよく本を買ったっけ。
大学生の頃は、休みの間、実家や祖父母の家の本棚から好みの本を見つけてよく読んでいたことも思い出した。

ここ数年は、自分で買って読み終わった単行本の類いは、職場の図書コーナーにみな献本していて、手元にはまったくないので、本屋へ行った。

本はネットではなく、リアルな本屋で探すほうがいい。

本屋をぶらつくこと小一時間。
本選びの時間も、本読みの楽しみのひとつなんだよなあ、ということにも気づく。

とりあえず、10冊。

これから時々、ボチボチと送ることにする。
小さな図書コーナーができるといいよね。
まだ間に合うかな、親孝行・・・



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