仙台へ行った。
大学時代の同級生Jに会いに。
福島での奇跡的な再会から3ヶ月。
この週末はMちゃんに直島観光に誘われて、ついでに岡山に延泊してJの妹と遊ぶはずだったけれど、この旅行がMちゃんの都合でキャンセルになった。
それで、ゆっくりJと話がしたくなって、仙台で一緒に高級和食ランチをすることに。
大学4年の夏に行ったオーストリア旅行の話がしたかった。
あの頃はお互いにまだとんがっていて、よく喧嘩もして、ウイーンからザルツブルクまでの列車のなかでは、ほとんど口をきかなかった。
昔のことはよく覚えているほうだと思っていたけれど、ウィーンのホテルは教会の鐘がうるさかったとか、ザルツブルクで行ったコンサートはズッカーマンだったとか、案外忘れていしまっていることがあった。
記憶力の違いというよりも、、記憶に留めておくべきことの自分の選択ポイントみたいなものが、人によってきっと違うのだろう。
今回、一番話したかったことも、食事をしながら切り出せた。
そう、彼女はいつも私のことを、ちょっと離れた視点でみていて、クールなコメントをしてくる人だったということを思い出した。
相談っぽく話をしたからといって、自分の考えが変わるわけではないと思っていたけれど、少しクールダウンはできたかもしれない。
お昼をゆっくり食べたあとは、いくらか涼しさを感じる杜の街を歩いて光原社へ行き、彼女はインド綿のプリントカフタンシャツを、私はアフリカの黄色い算盤玉ビーズのペンダントを買った。
彼女への手土産は、駅で買った干瓢うどんと鮎の甘露煮。
それから、庭に撒いてもらおうと思って、去年獲れた千日草の種も。
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