かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

歴史

2024年08月28日 | サポーターの心得
秋の肺癌学会で「登壇」することになった。
久しぶりに医学会のステージに立つ。

話す内容は得意分野であるけれど、きちんとエビデンスに基づいた話をしなければと思って、20年来集めた文献集を改めてひっくり返している。
今では自分の血や肉となっている(笑)知識の裏付けとなっている文献を確かめる作業である。

分厚いファイルをめくっていると、自分が学習してきた歴史を見ている感じ。

タバコ対策の基本についてから始まり、今ではOTC化されている薬の開発段階の論文や、禁煙治療の方法や効果についての検証、がん遺伝子への喫煙の影響、がん患者が禁煙で得られる効果、電子タバコの登場に際しての専門家たちの考察などに及ぶ。

ずいぶんと勉強したなあと我ながら感心している。
若い時はやはりエネルギーに満ちていた。





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