「年末年始はヨーロッパだよね?」
幼なじみのMちゃんからLINE。
直球勝負傾向の私と違って、彼女は変化球が好き。
「渡欧せずに日本にいるなら、〇〇〇に行かない?」的なお誘いなのかなと思ったら、そうじゃなかった。
来年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートのチケットを申し込んでいるらしい。
めちゃくちゃ高額だけど、思い切って奮発して、行くことにした。
だから、むこうで会おうよ。
というはなしだった(笑)
来年の指揮者はムーティ。
Mちゃんはムーティーが大好きで、来日公演は必ず行っている。
彼も高齢だから、ニューイヤーでウィーンフィルを振るのはおそらく最後になるだろうから・・・ということで、清水の舞台から飛び降りることにしたのだとか。
ニューイヤーコンサートは行きたい人すべてに平等に、申し込み&抽選で買えるチケット販売制度になったかと思いきや、やっぱりそうではないらしい。
調べてみたら、仲介業者から数十万円でチケットを購入する方法がある。
渡航代金も含めれば当然100万以上かかる。
パンデミック中には、もう二度と海外旅行ができないのかと不安になった。
戦争のせいでロシアに行けなくなったことも悔やまれる。
自然災害だってあるし、年を重ねていけば、健康不安も・・・
だから、やりたいことはやれるときにやらないと後悔するということを実体験で学習したいまは、チャンスは逃さないように心がけよう、と思っている。
今夏、Eの実家に滞在中、ニューイヤーコンサートが行われる楽友協会の黄金ホールWiener Musikvereins großer Saal でのコンサートに行くため、一日だけウィーンに出かけた。
実家のあるLichtenauからウィーンまでは車で75分ほどの距離。
実は、コンサートは期待外れ。
7月はウィーンフィルのような一流の演奏家たちにとってもバカンスシーズン。
観光客相手のB級オケによる演奏会しかやっていない。
お行儀の悪い観光客たちに辟易して、最後まで聴いていられなかった。
のちのち笑い話にできるネタは仕込めたし、オケの音がどんなふうに響くのかとか、どの席がいいのかというのも現地で確認できたので良しとしよう、とEとは話している。
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