かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

○○的人間―与党か野党か

2014年05月13日 | 気になる人々
今朝、医局が同室の外科医○○が誰かに電話していた。


「ああ、オレだけど。今日当直なんだけど、手術終わるまで代行お願いしていいかな?いい?ありがとう!」


「そうだ、夕飯、何かたのんどく?オレ、たのむとしたら、から揚げとチャーハンの組み合わせかなあ・・・そうそう、あのでっかいから揚げ。美味いよ。一緒に注文する?じゃあさ、秘書さんにたのんどいてよ。よろしく~」


相手は後輩外科医の△△らしい。

これじゃあ、まるで、ただの「ぱしり」だね。
いいように使われてる・・・


また電話してる。


「あっ、何度もゴメン。あのさ、から揚げ半分あげるよ。オレ、食べきれないからさ。
もちろん、支払いはオレってことで。秘書さんに言っといて。いやいや、ど~も!」


いかにも、丁稚(でっち)制度色の強い外科の人間って感じだねえ(笑)
たぶん内科医は、こういうこと、あり得ない・・・


人を、職業とか血液型とかで分類するなんていうのは、タマゴが先かニワトリが先かという感じもあり、あくまでも遊びの範疇にとどめておきたいが、ついつい、そういう色眼鏡でもって見てしまうときがある。

きちんと調査してみたら統計学的有意差が出ないかもしれないけれど、世の中の色々なところで、ある種の「傾向」というのは見られる。

オーケストラという社会では・・・

プロオケではどうかしらないけれど、社会人アマチュアオケにおいて何か問題を話し合わなければならない際には、往々にして、弦楽器奏者と管楽器奏者との間で意見が分かれることが多い。

オーケストラにおいては、弦楽器はいわゆる与党派である。
与党派の長、首相はコンサートマスターである。

管楽器奏者からしてみると、弦楽器は大勢だから意見をまとめにくいだろうと思うかもしれないけれど、意外やそうではない。
周りの人にあわせ、多くの人と協調してやっていくことを常に要求されているのである。
意見がまとまりやすい集団となっている。

それに対して、オーケストラにおける管楽器奏者というのは、ソリスト的演奏が要求されることが多い。
ゆえに、話し合いの場では声が高い人が多い傾向があるかもしれない。
しかし、社会全体を考えれば、あくまでも野党である。

与党と野党が入れ替わることはオーケストラという社会的集団を考えたら、ありえない。

ここんところがまずよくわかっていない人が陣頭指揮をとると、社会は崩壊する。





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