まだ5月だというのに、暑い。
よりによって、医局のエアコンが壊れてしまっている。
私のデスクがある部屋は8人用の部屋で、現在は5人が使用している。
天井裏からの水漏れ事故が起こったのは昨年。
天井は穴が開いた状態で、応急処置のみの状態が続いている。
4月に、空調がガラガラと大きな音を立てていたので、中央監視部の人に来てもらった。
「ああ、こりゃだめだ!モーターが壊れてますね。もうどうしようもありません。理事長室や院長室には外付けのエアコンがあるんですけどねえ」
すでに2基が壊れているので、これで4基ある空調機のうち3基が機能しない状況に。
建物自体が古く、あちこちガタがきているのは理解できるが、幹部職員の部屋との対応の違いを知らされ、愕然とした。
まったく直す気が無いようだったので、一応、財務課には状況を伝えておいてくださいとお願いしたところ、財務課から届いたのがこの小さな卓上送風機である。
こんな職場では、自分の健康が守れるとは到底思えない。
しかも医療機関である。
今朝、Eにそのことを愚痴ったら、彼の怒りが止まらなくなった(笑)
そもそもドイツと日本では、働くということに関しての考え方が全く違うから、日本の仕事や職場に関してカルチャーショックが大きい。
「勤続25年の褒美がたったの3日間の休日だったり、熱中症の危険から職員を守ろうとしなかったり、君の職場は最悪だ!どうか、そんな部屋にはいないで、安全な場所ですごして!」
こんなことを愚痴った私が悪かった。
朝の貴重な時間を、こんなブラック職場話に費やすべきではなかったと、チャット画面を見ながら苦笑するしかなかった。