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チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

かみけんばんの効用

2024年05月27日 | ピアノ


バイエルの教則本に付録で挟まれていた紙鍵盤。何のことはない、細長い紙に鍵盤(実寸)が印刷されていて指で叩いて練習するもの。だまし絵感ありの2Dのバーチャル鍵盤と言えるかな。他の楽器にはない(紙指板とかないと思う)、あるいは日本以外にはない(と思う)バイエル先生もびっくりのピアノ教則本独特のおまけなのような。


広げた「かみけんばん」です。3オクターブ半程度のバージョンです。
ネット上では88鍵版などいくつか公開されています。 

ですが、そこまで童心でもないので、邪魔だなあと思っていました。
ところが、夜練習するときにこれが大変便利だと分かりました。
電子ピアノがある部屋は寝室の隣りなので深夜の練習をすると、打鍵音(つまり、ポコポコという騒音)が発生し意外と聞こえてしまいます(住宅事情あり)。そこで、今まで白眼視していた紙鍵盤をものは試しとやってみたというわけです。

叩いても音が出るわけでもありませんし、間違ったキーを叩いても判りません。発生するのは指が紙と机に触れる音とだけです。なので、究極のサイレントピアノ!なのです。そう思うと、音が出ない分、運指の純粋思考実験と指の鍛錬自由形ができるように思います(個人差あり)。


心頭滅却すれば紙でも象牙の鍵盤!やってみたら、けっこう没入してしまいました。結果的に指使いのよい練習、確認になっていると思います。暗譜にも貢献したかも。もしかしたら、これは「神」鍵盤なのかも(笑)。


封筒の上部をカットし、出し入れしやすいようにカッターで大きく欠き取りを入れました。月謝袋も入って便利かも(笑)。

その神様も、教則本に挟んだままでは不意に落下するし、どこかに保管すればお隠れになってしまいそうです。そこで、角型5号の封筒を加工して裏表紙の見返しにポケットのように貼りつけ、そこに無事お納めしました(上の写真)。ご利益、あるかな。

Nikon Z 6 / NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3


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