CELLOLOGUE

チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

早朝の訪問者、センノキカミキリ

2021年07月19日 | ぼくの博物誌
お馴染み(かな?)、「君の名は」シリーズです。



渋好みコーディネートのカミキリムシ。しかしてその実体は...


先週の朝、ルーティンのゴミ出しから帰った時に庭でカミキリムシらしい昆虫に遭遇しました。
一見、由緒ある茶碗のような黄土色の下地に黒い絵の具をまぶしたような、あるいはその逆の模様です。黒い斑点なら6つ、縞なら3条あるように見えます。全体的には艶消しでカサカサな印象です。高齢なのかなあ。

体長は目視で3cm程度。やや細身の体形で、メンズならYA体くらいか。長い触角が目立ちます。
特徴と言えるのはそれくらい。ヒメヒゲナガカミキリ Monochamus subfasciatus Bates が近そうですが、背中の斑紋が違います。ゴマフカミキリでもないと思います。
家の傍に現れる虫なのだから、すぐに名が知れるだろうと思ってネット検索してみたのですが、案に相違して分かりませんでした。

評判のビオームという動・植物名を教えてくれるアプリでも調べてみましたが、結局、出てきませんでした。もしかしたら珍種? いえいえ、そんなセレブが我が家の辺りをうろついているわけはありません。
とりあえず「黒窯変渋茶ポタポタカミキリ(仮称)」と名付けて調査打ち切りとしました。


後日、再度、茶色✕カミキリムシと単純な語にして画像検索してみました。すると、センノキカミキリ Acalolepta luxuriosa (Bates) と分かりました。それは最初見た画像にもあったのですが、画像の色具合に惑わされたようです。



目が合ってしまった…
Nikon D5600 / AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G, ピクチャーコントロール: スタンダード


ようやく名前が判明して一件落着。日本全土に生息しているのでどこにいてもおかしくない種類でした。センノキやタラノキ、ヤツデなどを食害するとのことです。おやおや、家の柱は大丈夫かな…



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