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ジョウビタキ(尉鶲、常鶲、Daurian Redstart、Phoenicurus auroreus、ヒタキ科ツグミ亜科)は賓客です。彼の好物は虫なのでバードカフェには目もくれません。単にテリトリーの見回りにやってくるだけなのです。昨日、メジロを撮影していた際に偶然、定位置に来たので撮ることができました。
白髪頭、お腹の燃えるようなオレンジ色、紋付鳥と言われる所以の目立つ白い斑点、丸い大きな目など一度見たら忘れられない野鳥です。
僥倖と言えるのですが、撮影出来たのはたった4コマ。ピントは甘いし、何かを窺って頭を突き出しているので普段より長く見えます。縄張りに侵入者を見つけたのか、こちらを警戒していたのでしょう。野生ですね。
チャンスを生かしきれなかった今回、ニコンの新型APS-C判カメラが早く出てほしいなあという欲望が勝手につのります(笑)。
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さて、私は彼を密かにボン・ジョウビと呼んでいるのですが、ジョウビタキという名は、頭頂部が白髪のように見えるから、鳴き声が火打石を打った時のようだから、火焚き(式)の頃に来るから、江戸時代の定火消の服装に似ているからなど諸説がありますが、どれもピンときません。
文献の上では『光る君へ』ではなく(笑)『枕草子』で初めて登場するようです。平安貴族の視線も注がれていたのかと思うとロマンを感じるのですが、果たしてこの鳥をさすのかどうかは分かりません。第38段「鳥は…」として列挙される中にポツンと「ひたき」とあるのみなのです。さて、どのヒタキなのか。いとアバウトなり(笑)…∎
Nikon D5600 / AF-S DX 55-200 f/4-5.6G ED VR II