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チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

士別のC55

2022年03月04日 | 旅行

雨の宗谷本線士別駅を出発するC5530


士別駅、だったと思うのですが、もう、すっかり記憶が消えています(笑)。写真の裏書によれば、1973年6月頃の撮影です。雨粒がレンズにかかっています。まとまった雨が降っていて撮影を半分諦めていましたが、元流線形のC5530を何とかカメラに収めることができました。C55形は近代的なスタイルながらスポーク動輪という古典的なスタイルを踏襲したスタイルが美しく、私の好きな機関車でした。

C55形式は、20~40号機が、時代の流行を受けて流線形として製造されました。しかし、流線形とは名ばかりで、その効果がないだけでなく操作や整備に手間がかかるということで、後代になって本来のスタイルに戻されたものです(ただし、運転台の屋根のカーブや下部などに名残りがあります)。

C5530は、流線形蒸機の面影を留める貴重な車両として保存される予定でしたが、1975年2月に誤って解体されてしまったということです。残念なことですが、どこかの公園で無残な姿を晒すよりはよかったのかも知れないと、今は思っています。


北海道の蒸気機関車掲載ページ索引
士別のC55
北海道のD51 その1
北海道のD51 その2
構内で働くC11
構内の9600
貴婦人の一瞥と蒸気機関車の終焉


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