CELLOLOGUE

チェロローグへようこそ! 万年初心者のひとり語り、音楽や身の回りのよしなしごとを気ままに綴っています。

さらば、ベートーヴェン!?

2022年07月04日 | 今日聴いたCD
昨年のことで恐縮なのですが、コロナで自宅に籠っているので、せっかくだからとベートーヴェンの交響曲を全曲、順番に聴いてみることを考えました。ベートーヴェンの個々の交響曲は、これまで何度も聴いているのですが、この機会に1番から順を追って聴いてみようというわけです。CDは、私が子供の頃から聴いて親しんでいるジョージ・セル指揮のクリーブランド管弦楽団盤があります。
そして、ベートーヴェンが終了したら、西洋音楽史を最初から聴いていく、つまり、ギリシャ時代の音楽から現代音楽までの代表的曲を聴いて行こうという壮大な計画を考えました。これは、まさに人生の終盤にふさわしい「黄金の計画」ではないかと自画自賛していました。


ところが、ベートーヴェンの2番までは順調だったのですが、3番の第1楽章でストップしてしまい、それ以降聴く気にならず頓挫したまま1年を迎えようとしています。もちろん、その後の西洋音楽史傾聴大計画も雲散霧消の状態です。

ベートーヴェンの3番以降は、今の私には重すぎたのか、激しすぎたのか。自分でも分かりません。計画が壮大過ぎたのかも知れません。
加えて、順番に聴いていくという「強制」を自らに課すということに耐えられなかったのだろうと思います。音楽は、好きな時に好きな曲を聴くもので、予め決められると精神的に反発するようです。無理でした。
「終活」の一角は崩れましたが、今は途中でブレーキがかかってよかったと思っています。
ベートーヴェン・チクルスは幻に終わりましたが、私はセルのベートーヴェンをこれからも折に触れて聴いていくと思います。



Ludwig van Beethoven, 1770-1827.
Symphonies no. 1-9., Overtures "Egmont", "King Stephen", "Fidelio".
George Szell, cond., Cleveland orchestra. Recorded in 1958-68. Sony SB5K 48 396.


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