血のついたナイフを持った男が京都府警に出頭し、同時に植物園で若い男性の刺殺体が見つかった事件。
蒲原さんしれっと復帰してるけど誰も触れてくれないなぁ、ロンドンのおみやげはなかったのかなぁ…とか前回思っていたのでフォローがあってよかったです。有給休暇でゆっくりしてきたのなら、おみやげのひとつくらいあってもいいよね。科捜研に来たときにちょいちょいもらってるんだし。科捜研のというか風丘先生が持ってきたものだけど。今回の風丘先生のイギリスのお菓子はもしかして当てつけだったり…?
植物学研究室のひとたちは災難すぎた。特に准教授。学生に勝手に惚れられたあげく断ったら大学をやめられて、それでひきこもりになった男に立ち入り禁止の実験植物園で暴れられて、警察には捜査令状をたてに配慮のない捜査をされて実験が台無しになって。マリコも科学の世界で生きるものとして実験の大切さはわかってると思うんだけど、もうすこしどうにか配慮できなかったのか。捜査令状を印籠のように掲げてやりたい放題やってるように見えて…でもまあマリコはそうだよね。目のまえの鑑定のことしか考えてないもんね。
しかし立ち入り禁止にするほど大切な実験をしているわりには、管理が雑というか…花を切られても、花が悲鳴を上げても、二人とも気付いてなかったみたいだし。録音データを毎日確認してるんじゃなかったの? 当日のはまだだったってこと?
佐向も災難すぎた。元友人が殺されるところを目撃して転げ落ちて記憶をなくして、上司に罪をなすりつけられて被疑者になって、自分でも友人を殺してしまったんじゃないかと苦しんで。真実が明らかになってよかったけど、心に負った傷は小さくないと思う。しかし退行催眠のときの准教授へのビビリようは何だったんだろう。何度も告白した相手への反応とは思えないんだけど…相当こっぴどく叱られたにしても…。
心理カウンセラーのことをめっちゃ怪しんでたけど、事件には関わってなかったようで。退行催眠も普通に事件を解明するためだったんですかね。でも誘導するような質問は何だったんだろう。あれがよくないということくらい素人のわたしでもわかる。ただ単に下手くそなだけだったというオチ? モヤッとしたものが残ったまま。