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瑞原唯子のひとりごと

源氏物語千年紀 Genji

最終回でした。腹立つ~むかつく~とか思いながら、けっこう毎週楽しみにしてました(それなんてツンデレ)。まあ、出来は悪くなかったというか、かなり頑張ってたと思います。独特の雰囲気がありましたな。好きだとは絶対に言わないですが(笑)、毒にも薬にもならないモノよりかはよっぽど面白かったです。作品に対して文句があるとすれば、オープニングがなぜあのポップな曲なんだ…ということくらいか。

描写が過激とか一部で云われていたようですが、私からすると「どこが?」という感じです。確かにまあ裸で抱き合っていたりはするんですが、観念的な描写できれいに見せているので、生々しさやいやらしさは全然なかったと思うんだけど。

内容には…本当に毎回むかついてました(笑)。本当にね、源氏の君がね…! だめだこいつ…早くなんとかしないと……と思ってたんですが、何ともならないまま終わっちゃったよ。

若紫は本当に可愛らしくて、ぜひ幸せになってほしかったんですが(泣)。いや、この時点では幸せそうなんですが、あの男の妻では絶対に苦労するだろうよ。うーん、まだ源氏の君の本性を知らないんでしょうかね。

若紫はともかくとして、源氏の君のまわりの女性たちはアレですよ。どいつもこいつもなぜそんなに簡単に落ちるんだと。エロゲより簡単…。ちょっと甘い言葉を囁かれただけじゃないか。いくら顔が良くて高貴な身分で教養があっても、女たらしの噂はみんな知ってるんだからさ。ひとりくらい心底拒絶する女性がいてもよかったと思うんだけど。

お互いひとときの恋と割り切ってるんだったら、それはそれでいいんですけどね(葵の上のことを考えると良くないけど)。女性の方は自分だけは源氏の君の特別な存在になりたい、なれる、なっていると思ってたりするんだよなぁ(みんなじゃないけど)。そこら辺が痛かったりする。

源氏の君がやっていることはひどいことだと思うんだけど、それなのに、悪い人じゃないよという描き方をされているのがなんか嫌なんですよね。なにこのしらじらしさ。どうしようもない天然(一歩間違えればバカ)に見える…。いっそ女にだらしないダメ男、もしくは女たらしの鬼畜男、くらいに描かれていた方がまだすっきりします。

いちばんひどいのは藤壷の話。力ずくで手籠めにするってね。なのに、実は藤壷の方も本心では源氏の君に惹かれていた…とかいうエクスキューズが用意されているのがずるいと思ってしまったのです。相手の本音がどうであれ、やったことのひどさに変わりはないはずなんだけど、受ける印象が随分違ってきちゃうもんな。(まあ、これは藤壷の方のエクスキューズでもあるんだけど。精一杯拒絶はしたんだよと)

あと若紫ね。藤壷に似てるから連れてきて成長するのを待ってた…という変態コースは避けられました(笑)。可哀想な子だから引き取って、あくまで純粋に娘として(妹として?)育てましたよと。でも若紫がそんなふうに思っていたなんて…、じゃあ妻になってくれるかい? という、ここもやっぱり若紫の気持ちが先にあったというエクスキューズが用意されているんだよな。ずるいずるい。

とまあ、見ながらツッコミまくって楽しんでました(笑)。そもそも原案の「源氏物語」の光源氏からして嫌いなので、最初からそういう目で見ていたわけですが。源氏の君がお好きな方、いらっしゃったらすみません…。ネタ的な意味では面白いんですけどね。

あ、源氏の君以外の男性陣はけっこう好きでした。頭の中将を見てるとほっとします。桐壷帝と朱雀帝はいい人すぎて泣ける…。なのに源氏の君はなんであんな…。

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