瑞原唯子のひとりごと

パニック・ルーム


パニック・ルーム。引っ越したばかりの母娘のところに強盗が入った話。パニック・ルームとは強盗とかが来たときに逃げ込むための部屋。鉄板などで覆われた頑丈なつくりになっていて、あちこちにある防犯カメラの映像が見られて、電話も別系統でひいてあって…という。でもいくら頑丈につくってあっても通気口を作らないわけにはいかないから、そこが脆弱になるよね。元夫は不倫したというからクズかと思ってたけど、深夜のあんな電話だけで家まで来てくれるなんてわりといいひとだった。特に役には立たなかったけど。警察に通報しておけば十分だと思うし、お金持ちなんだから何も自らが行かなくても、警備員とかに行かせるとかできたんじゃないかなぁ。そのほうがよかったんじゃないかなぁ。という気がしないでもない。強盗との攻防はハラハラして面白かったんだけど、それだけで終わってしまったので物足りなく感じました。もうすこしひねりがあればよかった。母親の閉所恐怖症っぽい設定もあんまり活かされてなかった気が。娘の低血糖(?)の持病のほうはそれなりに活かされていたけれど。

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