
長野の虎田家と龍尾家で連続殺人事件が起こる話。デジタルリマスター版。
これラストに急に変なのが出てきて思わぬ展開になって困惑する。伏線もたいしてないし動機も納得しがたいし雑だし強引じゃない? と思ってたけど、どうやら最初は虎田由衣を犯人として話を作ってたのに、かわいいから犯人にしたくないなということで、ギリギリの土壇場で犯人を変更したらしいですね。青山先生がそう言ってるのをどこかで見たり聞いたりした。どこだったかは忘れたけど2回くらいあった気がする。確かに由衣が犯人だったほうが自然だし、ストーリーとしてはせつなさもあってよかったと思うけど、そうなっていたらその後の上原由衣はいなかったわけで…複雑な気持ちはありつつも、上原由衣がけっこう好きなので個人的にはこれでよかったと思うことにします笑。
大和敢助が雪崩に遭ったのはいつか、上原由衣が結婚したのはいつか、というのがはっきりとわからなくてモヤモヤしてる。わたしが見逃してるだけかもしれないけど(知ってる方がいらしたら教えてください!)。甲斐巡査が死んだのが6年前で、大和敢助が雪崩に遭ったのはそのあとだけど、具体的な時期って明言されてたっけ? いまから何年前とか、甲斐巡査が死んでから何年後とか。上原由衣が結婚したのは雪崩から半年以内だよね。
それにしても上原由衣がどうやって結婚まで漕ぎ着けたのか気になる。ほとんどハニトラのようなものだよね。色仕掛けだったのか、好きだと告白したのか、結婚してと頼んだのか…いずれにしても敢ちゃんが死んだと思ってから結婚しようと思い立ったはずだけど、それから数か月で結婚っていうのもすごい。虎田家はそれなりに旧家っぽいのに。もしかしたらもともと義郎から口説かれていたのかもしれないな。由衣はそれを利用しただけとか。義郎は由衣が心変わりしないうちにと結納も婚約もすっ飛ばして結婚したみたいな。でも彼は由衣が元刑事ということも知らなかったようだし、そんなに由衣に興味があったようにも思えないんだよなぁ。
あと夫婦としてどんな感じで過ごしていたのかも気になる。義郎には大事にされていたんだろうか。由衣の言い方からしてひどい目に遭ってたということはなさそうだけど。
考えてみたら虎田直信はかわいそうだな。妻が連続殺人犯で、養子は見殺しにされ、息子は殺され、養子の妻は甲斐巡査の死を調べるために嫁いでいたことがわかり、事件のあと虎田家を出て行ってしまう。残されたのは直信ひとりというね…。
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