5/19(土)~20(日)に松阪港にて「ふれあいフェスタ in 松阪港」が開催されました。
オレ様は19(土)の午後の体験航海を申し込んで見事当選。
海上自衛隊の掃海管制艇「いえしま」に乗って来ましたよ。
【掃海艇・掃海管制艇】
機雷(水中に設置された兵器)を排除、処理する艦艇。
磁気探知式に対応して、木製やFRP製の船体となっている。
また、機雷に触れないよう「喫水」が浅い。
掃海管制艇「いえしま」
1990年、うわじま型掃海艇の2番艇(MSC-673)として誕生しましたが、
2010年に「掃海管制艇」に種別変更されました。(MCL-728)
これにより、いえしま型掃海管制艇の1番艇となり現在に至ります。
掃海管制艇は従来の掃海艇と違い、遠隔操縦式掃海具操縦装置を持っております。
掃海具が遠隔操縦になった事により、必要な人員が約半分になっております。
現在は、掃海隊群・第101掃海隊(呉)の所属です。
今回は「MCL-728 いえしま」以外に、同じ第101掃海隊所属の「MCL-727 さくしま」が。
はつしま型掃海艇23番艇(MSC-671)として建造され、
その後にいじま型掃海管制艇の6番艇(MCL-727)に種別変更されてます。
今や、はつしま型唯一の現役艇となっているようです。
さらに、もう1艇。
すがしま型掃海艇の2番艇で横須賀地方隊・第41掃海隊所属、「MSC-682 のとじま」
体験航海を行うのは、自分が乗艦した「いえしま」と「のとじま」で、「さくしま」は見学用で停泊。
「さくしま」
「のとじま」
黄色の物は「自走式処分具PAP-104」
おフランス製です。
「いえしま」
体験航海を実施する「いえしま」と「のとじま」で、1日艇長の任命式典が。
きれいに整列しております。
他の展示に目を向けましょう。
久居駐屯地の第33普通科連隊の高機動車
同じく、軽装甲機動車
上面ハッチ部にはターレット、防楯と銃架があり、5.56mm機関銃MINIMI等を据付可能。
航空自衛隊 白山分屯基地・第4高射群・第14高射隊所属、ペトリオットPAC-3
某国のロケットのような弾道ミサイル騒動で有名になって、イベント出動率が急上昇中です。
隊員の方も「来週は奈良基地っす」と言ってました。奈良にはフルセットで行くようです。
自衛隊三重地方協力本部(通称、三重地本)の73式小型トラック(三菱パジェロがベース)
久居駐屯地の業務隊所属のトラック(正式名称ってあるのかな?)
さあ、「いえしま」に乗り込みます。
ファンネル(煙突)前側に信号旗等が大量にありました。
艦橋
本日のコールサイン表
20mm機関砲JM61-Mを操作する2号(笑)
出港準備中
バースから離れました。
「のとじま」の左舷
「さくしま」の右舷
あらためて、20mm機関砲JM61-M
唯一の重火器です。
基本的に、機雷を爆破処理するための機関砲です。
後方から「のとじま」が来てます。
大きく左に舵を切り、後方の「のとじま」と信号交換(発光と手旗)
「のとじま」側は艦橋上部に立って手旗信号
「のとじま」とすれ違い、松阪港に戻ります。
信号旗
上から、アンサー、U(ユニフォーム)、W(ウイスキー)
この「U」と「W」の組み合わせで「ご安航を祈る」という意味になります。
入港、接岸準備。艦橋内の指示(舵、出力など)が繰り返し出され、各員復唱。
「のとじま」も戻って来ました。
わずかな時間でしたが非常に有意義な体験航海でした。
若い隊員の方ともいろいろお話出来ましたし、良かったです。
日本の海を守り、世界で必要とされている掃海隊の皆さん、ありがとうございました!
さあ、この次の日は「航空自衛隊 静浜基地航空祭」に出撃です。
後日レポします!