Carnal Engagement

大人のための真面目な blog

余裕

2006-09-10 14:37:49 | ♂と♀
風俗嬢のつぶやき に出ていた「嬢の恋愛」の話を読んで、根本的に“恋愛”というものは心に余裕がないと出来ない事 という箇所にはっとさせられた。
姫との恋愛についてはこの blog でも 姫に惚れること と題して記事を書いたことがあったが、今回はもっと広く一般的に「余裕」というキーワードで考えてみたい。

風俗でも恋愛でも、「心に余裕を持つこと」は恐ろしく重要である。

通常の風俗でも、ガツガツしている客や金銭的にセコい客は嫌われる。これは「余裕がない」ためだ。
高い金を払って風俗店に行く客としては「元を取りたい」と思う気持ちは当然と思う。しかし「なんとしても元を取らないと」と思ってしまうと、心に余裕が無くなる。これは姫も敏感に察知する。そうなると、相手を思いやる余裕も無くなり、相手の良いところを見つける余裕も無くなり、客・姫の両方に不満が残る結果になる。
特に客が擬似恋愛を楽しみたいなら、余裕はますます重要だ。姫が客に本当に惚れることは滅多に無いわけだがが、「個室にいる間はこの人が恋人」と自分に自己暗示をかけてムードを盛り上げようとする姫は割と多い。しかしその自己暗示も、余裕の無い客が相手だと簡単に破れてしまうのだ。
もしあなたが高い風俗店に行くことになって、「これだけの料金は自分にはかなりの大金だ」「これだけの金を払うのだから絶対失敗はできない」と思うなら、正直行くべきではないと思う。それより、自分の心に余裕を持てる価格帯の店に行く方が、結果として満足できることが多いのでは無かろうか。あるいは、高尾太夫のためなら(3年かけて貯めた)金を捨てても構わないと思った紺屋職人のように構えるか。

風俗でもそうだが、通常の恋愛でもやはり余裕を持つことは重要だ。余裕が無くなると、相手の気持ちを思いやる余裕が無くなる。
かれんさんは、嬢の恋愛について、嬢を好きだという“自分の気持ち”よりも嬢自身の気持ちを大切にする事が出来るならば と書いているが、姫との恋愛に限らず全ての恋愛一般について同じことが言える。

最近はいわゆるストーカーが社会問題化しているが、あれも「余裕の無さの悪循環」とも言うべきものが大きな原因ではないかと私は見ている。
実は最近、私の友人(♂)と別の友人(♀)との間で色恋絡みの揉め事があり、♂の方が半ばストーカーしかかるという困った事件に巻き込まれてしまった。私は以前より両方から相談を受けていて、たいへん頭の痛い思いをしていたのだが、かかる事態を防げなかったことはたいへん遺憾に思っている。
♂の方は以前から、「相手の気持ちを理解するよりも、自分の気持ちを相手に理解してもらいたいという気持ちの方が強い」という性格だった。その点には前から私も懸念を持っていたのだが。二人の仲がこじれてくると、♂の方は心に余裕が無くなり、「相手の気持ちを察する」ことができなくなり、「自分の気持ちを相手に伝える」方にばかり熱心となっていった。当然それがかえって♀の気持ちを遠ざけて言った。ますます余裕の無くなった♂は…とまあ完全な悪循環にはまってしまったのだ。
余裕の無さは、例えば「仕事も友人関係もうまくいっていない、もう俺にはこの人しかいない」と言った追い詰められた心理からも生じる。そういった環境要因と、相手の気持ちを察する余裕の無さが重なると、人間というのは結構簡単にストーカー化してしまう、のではないかと私は睨んでいる。

風俗で、姫の好意を勘違いして恋してしまう、あるいはストーカー化してしまう客が多いというのも、こういった「客の余裕の無さ」が原因ではなかろうか。
昔はいろいろ余裕のある人が「遊び」として風俗に通っていたが、最近ではいろいろ余裕の無い人が「救済」として風俗を求めるケースが目立ってきたように思う。うまく癒してあげられれば誰にとってもハッピーなのだが、難しいケースも多々あるようだ。

風俗で客が姫に惚れてしまった場合にはさらに難しくなる。いろいろと苦しい思いをすることになるので、まず確実に余裕が失われるのだ。「結ばれなくてもいい」とは前回書いたとおりだが、そこまでの余裕を保つのはそうそう簡単なことではない。
実は私も一時期心に余裕を失ってしまった時期があり、あの時は知らないうちに姫に迷惑をかけていたかもしれないと未だに申し訳なく思っている。この blog を読んでいる方々には、なんとかうまくやって欲しいと願っているところだ。

女性をイかせたい?

2006-08-22 00:19:24 | ♂と♀
男性は「女性を感じさせる/イかせる」ことに拘る。なぜならそれが自分の自信につながるからだ。「女性を感じせられないやつ」は男性にとって最大級の侮辱であり、自信喪失につながる。
すでに何度もこの blog で書いているように、男性がセックスに求めるものは、皮膚感覚的な気持良さだけでなく、自分への自信という精神的なものが大きい。男性はセックスを通じて自分への自信を再確認する。極端な話、射精するだけならオナニーでも良い。男性はセックスにそれ以上のものを求める。

女性もそれを何となくわかっているので、往々にして「気持ちよいふり」「イったふり」をする。その方が男性が満足するからだ。「相手に満足して欲しいから」という思いやりの気持ちのこともあれば、「その方が早く終わるから」という致し方ない事情のこともある。
本当の反応を見せてしまうと、男性は自信を喪失したり、ひどい場合には逆ギレして怒り出すことさえある。「本当の自分」を素直に認められる男性というのはそれほど多くない。男性と良好な関係を保つことを考えれば、やむを得ないことだろう。

しかしその結果何が起きるかというと、本当は下手なのに「自分はセックスが上手い」と誤解した男性の量産である。

というようなことを、今の馴染み姫と話したことがある。この話は 主婦…でも、ソープ嬢 へのコメントとしてちょっとだけ書き込んだのだが、こちらでも書いてみる。

この話をしたのは、三回目に入ったときだった。初会は実は全く話が盛り上がらず、裏を返したら比較的いい感じかなという風になって、の三回目だったのだが、この話題が大受けして、それで姫と打ち解けられたように思う。
姫は、(姫の仕事のことを知らない)友達から男性を紹介されて、「うっかり(本人談)」その日のうちにコトに及んでしまったことがあったそうだ。その相手は自分の腕にかなり自信満々の様子だったのだが、その中身はと言うと「今までの経験の中でも最低ランクに」ひどいものだったと。
という体験談を姫が話してくれたので、それに対して、上のような話をして、「その人が今までセックスした相手は本当のことを言わなかったんじゃないか」と言ってみたところ、これがなぜか大受けした。「そうか!誰かが勇気を出して本当のことを言わなきゃ!」と。
ただしオチもついた。「でも私がそれを言うのは嫌だから」と。まあそれが全ての女性の本音だろう。男性にとって本当のことを知らされるのはショックだが、女性にとっても本当のことを告げるのはなかなか勇気がいる。

最後に、男性読者へのアドバイスも。
ひょっとしたら、これを読んで「俺のはセックスは下手だったのか!」「実はイかせられてなかったのか!」とショックを受け、自信を失くす方もいるかもしれない。その気持ちはわかるのだが、このことも理解して欲しい。女性の大半は、セックスに、肉体的な快感よりも、精神的/愛情的なつながりを求める。オナニーではイけるかもしれないが、それよりも好きな男性とセックスする方が(たとえイけなくても)良いものなのだ。
だから、「相手をイかせよう」とあまり気負わない方がいい。それは男性にとって「自分に自信をつける」ためだけの独りよがりに過ぎない。それより、セックスはコミュニケーションなのだから、もっと相手を理解しよう。信頼を深めよう。自分の自信のためではなく、相手のためにセックスしよう。重要なのは、上手下手よりも、相手を思いやれるかどうかの方だ。お互いが(肉体的な意味だけでなく)気持ちのよい時間を過ごせるためにはどうしたらいいか、もっと考えてみよう。

男性を興奮させる要素 (3)

2004-10-06 23:03:43 | ♂と♀
今回は「見えそうで見えない」チラリズムについて語ろう。

モロ出しでそのものをバーンと見せられるよりも、見えそうで見えない状態、しかし完全に見えないわけではなく時々チラっとだけ見える、という状況に興奮する日本人男性はたいへん多い。
これには男性の想像力が大きく働いている。妄想力と言い替えてもよいだろう。「夜目遠目傘の内」という諺があるが、男性は無意識のうちに「見えそうで見えない部分」を自分にとって都合の良い想像で補ってしまう性癖がある。なので暗いところにいる女性/遠くから見る女性/傘をさしている女性は美人に見える、という話だ。私がよく利用しているボジョレヌーボーというソープランドでも、女の子の顔を葉っぱで微妙に隠して写真に撮影するという方法で巧妙に綺麗に見せている。チラリズムもこれと同じで、男性の想像力が性欲を大いに刺激するのだ。

しかしこれも前回の恥らい同様、生まれ育った文化によって大きく左右される現象である。日本人はチラリズム感度がおそらく世界で最高度に発達した文化に属しているが、アメリカ人は逆にこの感度がかなり低い。

日本語と英語を比べてみるとその理由がよくわかる。
日本語には「間」を重視する余白の美学がある。日本語で読者に感銘を与える手法の一つに「接続詞を省く」というものがある。「悲しかったので泣いた」と書くのはいまいちとされ、「電報を見た。涙が出た。」というように文と文を切り離すことで間に余白と余韻を作ることが美しいとされる。読者はこの間に想像力を働かせ、イメージが鮮烈となる。俳句も基本的にこれと同じ構造を持つ。
しかしこのスタイルは、読者の精神構造がだいたい均質で、誰もがだいたい似たような想像力を働かせてくれる、という日本に特有の前提の上にのみ成り立つ。一方、人種のるつぼと呼ばれ、移民からなる文化集団がいくつも共存しなければならないアメリカでは、そんなことをやっている暇はない。アメリカ英語のコミュニケーションは、相手に想像力を働かせるスキを与えず、こちらの言い分を100%正確に相手に伝えることを目的としている。正確に伝わらなければどんな事故につながるかわからないからだ。

つまり日本人は、日々の生活の中で想像力を鍛えられている。これがチラリズムの魅力を陰から支え、またアダルトビデオにおけるモザイク職人の重要性を高めているわけだ。

男性を興奮させる要素 (2)

2004-09-27 00:02:00 | ♂と♀
どうやったら男性を興奮させられるかを考える第二回。前回 の続き。

前回取り上げた「裸のタブー」と近いところに位置しているのが「恥じらい」である。日本人男性には、「女性の恥ずかしがる姿」に興奮を覚える人が多い。

例えばこういう話がある。風俗客には、風俗嬢に指入れなどしつつ「ここは何て言うの?」と聞く、つまり風俗嬢に女性器の俗称である卑語を言わせたがる人が多いのだそうだ。そのときにすぐ「お○んこ」と答えてしまうと、それでは客は全然満足しない。風俗嬢が卑語を言うのを恥ずかしがる様子こそ客の求めているものなのだ。
そこで、とある風俗嬢が次のような作戦を思いついた。最初は首を横に振る。すると客は言え言えとしつこく言ってくる。そこで次に、ほとんど聞き取れないような小さな声で「お○んこ」と言う。すると客は、もっと大きな声で言え、と迫ってくる。そこで「お、お○んこ、いっちゃうー」と叫ぶ。これで客はみんな大満足するのだそうだ。全く男性とはかわいい生き物ではないか。

ただしこれは人類全般に普遍的な現象ではなく、文化的な違いが大きく見られる。
例えばアメリカ製アダルトDVDを見ればわかるように、アメリカ人男性は恥じらいによって興奮することがあまり無い模様だ。DVDにもそういうシチュエーションが皆無のため、「洋モノには恥じらいが無いので興奮できない」と言う日本人男性も多い。
アメリカのポルノ文学には一応 humiliation というジャンルがあるのだが、これも「恥ずかしいことをさせられると濡れてきちゃうんです」みたいな精神的SMの方向性であり、日本人男性の求める恥じらいとは相当に異なる。

恥じらいがどういう原理で男性を興奮させるのかは私もよくわからない。ただ、日本人には「恥ずかしい」「恥ずかしがらせる」ということに妙な快感を覚える性向がある。
例えば日本の小学生は、「誰は誰のことが好き」とか言って、黒板に相合傘を描いてみたりとか、そういう誰かを恥ずかしがらせる仕打ちが大好きだ。いや、私の子供の頃はそうだった。まあ四半世紀以上昔の話だが。ひょっとしたら今の小学校だともっと陰湿ないじめに姿を変えているのかもしれないが、その辺は変わっていないと信じたい。そういう精神性が成人となった後も残っているのではないかと私は推測している。

また日本社会においては、本音と建前の乖離が大きく、「嫌よ嫌よも好きのうち」心理というか、口では嫌と言っていてもそこを敢えて押すことを相手もお約束として求めている、というケースに遭遇することが少なくない。ガイジンにはこのお約束がわからないので、「日本社会は閉鎖的だー」などと叫ぶわけだが、日本人にしてみれば単に「空気の読めないやつ」ということになる。
口に出さなくてもお約束がお約束として通じることこそが日本人にとってのコミュニケーションであり、それを敢えて口に出すのはギャグの意味を事細かに解説することと同様に「ヤボ」なこととされる。「恥じらい」はそういった風土にも支えられているのだろう。

ただしこのような日本人のコミュニケーション形態には、いろいろと問題もある。女性が「いや、やめて」と本気で言っているのに、男性は「嫌よ嫌よも好きのうちだろぉ~? そうやって恥らう姿を見るとますます興奮するぜぇ~」とか言って強要を続ける、みたいなことがたまにある。顕著な例が 指入れ問題 である。

男性を興奮させる要素 (1)

2004-09-27 00:01:59 | ♂と♀
前回は なぜ男性はセックスしなければならないのか について書いたが、セックスするためには性欲を高めて興奮しなければならない。
今回からは、どうすれば興奮できるかについて、要素一個一個を見ていくことにしよう。

簡単なところから行こう。世の男性には「女性の裸を見ると興奮する」という性質が普遍的に見られる。特に10代の男性にとっては、ほとんど特効薬と言ってもよい。
しかし「裸を見れば興奮する」というのは必ずしも真実でないように思える。というのも、見慣れてくると興奮しなくなるからだ。例えばAVマニアと呼ばれる人種を観察してみてほしい。彼らほどAVを見続けていると、次第に目が肥えてきて、しまいには「こんなのじゃ抜けねーよ、ただ裸になってアソコを見せればいいってもんじゃねーだろ」などと贅沢なことを言い始めるのだ。
してみると、男性を興奮させる特効薬として「女性の裸」を活用するためには、「裸を見慣れないようにする」という注意が必要と考えられる。
実はこれこそ、人類の社会において普遍的に裸がタブーとなっている最大の理由ではないか、と私は考えている。女性が人前で裸を見せてはいけない理由は、「裸を見せると男性が変な気を起こす」からではなく、「肝心なときに男性をしっかり変な気にさせられるように隠している」のだ。
もしこれが事実だとしたら、最近のAVやネットでのウハウハ映像の氾濫が男性の「変な気を起こす率」を下げる、という推論が成り立つ。いわゆるセックスレスである。ひょっとしたら、最近の少子化問題にもこれが影響しているのかもしれない。
(ただし、男性が「変な気を起こしにくくなった」ということは、必ずしもレイプなどの性暴力が減ることを意味しない。むしろ「変な気を起こしにくくなったからこそ性暴力が増える」という可能性もある。それについてはいずれ詳しく書く予定だ)

しかし、不幸にしてすでに裸を見慣れてしまった男性はどうすれば良いのだろうか?
そういう人にはもっと別な刺激、つまり「新鮮な刺激」か「より過激な刺激」のどちらかが必要になる。どちらにしても、どんどんエスカレートして行かざるを得ない、というのが辛いところ。いやまったくマジ辛いっすよ。

男はなぜセックスしたがるか (2)

2004-09-17 01:17:22 | ♂と♀
男はなぜセックスしたがるか (1) の続き

男が、というか人間がセックスしなきゃならない理由は、「子作り」「気持ちいいから」の当たり前な話を除いても、まだいくつもある。

まず、男性にとっても女性にとっても、セックスが「コミュニケーションの手段」である、という点は大きいと思う。
コミュニケーションは大きく、「相手について自分の知らないこと/相手が変化したことを知る」ということと、「相手/相手と自分との関係に変化が無いことを確認する」ということの二つに分けられる。前者は好奇心や驚きなどとつながり、後者は主に安心感とつながる。
セックスもこの二つの組み合わせである。「愛情の確認」という意味で言えば後者のコミュニケーションだ。一方セックスを通じて相手の意外な面を見ることもあり、これは前者のコミュニケーションと言えるだろう。

これをもっと拡張して考えると、「相手との関係」を構築・維持する手段としてのセックス、という話にもなる。
例としては、女性が彼氏からセックスを迫られ、嫌われたくないから応じてしまう、というケースがわかりやすい。彼氏との関係を維持するために、あまり気乗りのしないセックスに応じ、感じているふりまでしてしまうわけだな。
似たような話は男性側にも時々あって、つまり夫婦という関係を維持するためにセックスが必要だ、というケース。こういうときこそ「性欲を高める」ことが必要になる。俗に言われる「倦怠期乗り切り」というやつ。
しかし人間関係というのは常に対等とは限らない。特に男性の場合、上下関係というやつが入り込んでくる。相手より上に立ちたい、相手を支配・屈服させたい、という形での関係を欲しがるわけだ。このような関係のためにセックスが使われると、いろいろと厄介な現象が生じてくる。ソフトSMぐらいだったらかわいいが、往々にして相手の気持ちを考えない一方向のものになりがちで、一線を越えると性暴力になってしまう。そして世の男性の大半はこの一線に無頓着で、いとも簡単に越えてしまう。

さらに男性の場合、「自分に自信を持つため」という側面も大きい。
これについては なぜ男性客は指入れしたがるのか のところでも書いたが、セックスは自分の能力を確認し自分に自信を持つための行為である。
男性が自信を持つための項目はいくつもあって、冷静に考えれば「なんでこんなことで」と笑い出したくなるようなものばかりなのだが、まあ男性というのは無邪気な生き物なので仕方がないのだ。

・大きさ : 大きければ大きいほど自信になる。また「人より小さいのではないか」と不安に思う男性も多い。
・硬さと角度 : 硬ければ硬いほど、また上を向いていればいるほど自信に結びつく。これは年齢と共に衰えるので、自信の減退につながる。
・回復力と回数 : 一回終わったあとすぐ回復して何回もできると自信につながるが、これも歳を取ると衰えてくる。
・発射量 : 発射する液量が多いとこれも自信を与えてくれる。
・亀頭の露出度 : 日本人とアメリカ人はこれが自信の源になり、皮を切る手術によって自信を得る男性も多い。しかし私の調査したところによると、ヨーロッパでは誰も気にしないようだ。
・相手の女性のランク : これも卑俗な言い方だが、ランクの高い女性とセックスできることは男性にとっての自信となる。ランクとは要は男性の間での人気のことだ。スッチーやタレントとやってもたいして気持ち良くはないだろう。しかし他人の羨むようなセックスの相手は自信の源になる。これはおそらく、女性が「美しくなって他の同性から羨望の目で見られたい」と思う心理と共通しているのだと思う。ついでに言うと、男性はそういうセックスの体験を自慢したがる。

つまりセックスすることによって、これらを確認し、自分に自信を持つ、というのが、男性の行動パターンであり、そのためにもセックスが必要なのだ。
その道のベテラン、例えばソープで働くお姉さんなどは、この辺をよくわかっていて、男性客に自信を持たせるように配慮する。例えば、回数と発射量は概ね反比例するので、どちらか褒められる方を褒める。「もう元気になってる、すごーい」とか「こんなにいっぱい出たわよー」とか。マイナスの項目も男性が自信を失わないよううまくフォローする。
しかし男性にとって何より大きな自信につながるのは、「女性をイカせる」ことである。「女もイカせられないやつ」というのは男性にとって最大限の侮辱だ。しかし悲しいかな、男性は「女性が本当にイったかどうか」を見抜けない。まったくお間抜けな話なのだが、しかしこれは神様の御慈悲かもしれない。もし本当に見抜けたら、世の中の男性の大半は自信喪失に陥ってしまうじゃないか。
男性にとってのセックスとは、自分自身とのコミュニケーションでもある。自分にまだセックスする能力があることを確認することで安心感を得るわけだ。「買春は売春婦の体を使ったオナニーである」と言う人がいるが、冷静に考えれば男性のセックスは、買春でない普通の妻や彼女とのセックスにおいても、相手の体を使ったオナニーに過ぎないことが多い。それは、男性がセックスにおいて相手とコミュニケートすることよりも自分自身とのコミュニケーションの方を重視しているからである。女性がイったかどうかを見抜けないのもこの辺に原因があると見る。

とまあ、男性がセックスしたがるのはこういう理由のためなのだが、次回は、そのための性欲の高め方について。

風俗嬢攻略セミナー

2004-09-15 01:01:14 | ♂と♀
あなたが無敵の姫ハンターになる!「風俗嬢攻略」セミナー だそうだ。
このセミナー主催者は 風俗嬢をセックスフレンドにしてしまうノウハウ というレポートを10,000円で通販もしており、50部以上売れたと称している。
主催者がセミナーの宣伝を 楽天日記 に書いたところ削除されてしまったりとか、そういう関係でも話題になっているらしい。
まあ、世の中にはいろんな人がいるものである。

男はなぜセックスしたがるか (1)

2004-09-10 21:46:13 | ♂と♀
男性がセックスしたがるのは性欲のためだと言われる。
性欲がある(原因) → セックスしなきゃいかん(結果)
という公式である。しかしそれは本当に正しいのだろうか? 私の考えは違う。

男性も若いうちはいいが、中年になってくると、性欲の減退に悩む人が多くなってくる。もし上の公式が正しいならば、
性欲が無い(原因) → セックスしなくて良い(結果)
となって万々歳なはずである。しかし実際には性欲減退は男性にとって大きな悩みである。むしろ次のように考えるべきだろう。
セックスしなきゃならん(原因) → 性欲が必要(結果)
そう、我々はセックスしなきゃならんのだ。セックスできない場合はその類似行為でも可だが。その目的のために、性欲を高める様々な工夫がわざわざ開発されてきた。裸体のタブーも実はそのためだろうと私は見ている。日ごろ隠しているからこそ、脱いだときに興奮できるのだ。

それでは、我々はなぜセックスしなければならないのだろうか。それについては次回
(続く)

なぜ男性客は指入れしたがるのか

2004-09-05 09:26:53 | ♂と♀
どのぐらい動いていいのか (Playgirl掲示板)
内臓のはなし (現役風俗嬢ユキの半分嘘?!日記、改題キングギドラ公開処刑)
あたりを読んで考えたのだが、なぜ男性客は女性器に指入れしたがるのだろうか? それが女性側にとって全く気持ち良くないにも関わらず。

大きな理由として男性の精神構造が挙げられるだろう。男性は、脳の構造のためか文化的習慣付けのためなのかはわからないが、自分の世界を構築することで自分に自信を持とうとする性向がある。この世界には他人からのフィードバックは必要ない。
セックスもこうした自分の世界の一つである。男性にとってのセックスとは、相手とのコミュニケーションと言うよりも、自分に自信を持つための手段としての側面の方が遥かに大きい。だからこそ、男性器が勃たなくなれば大きな自信喪失につながるし、また回数や持続時間、大きさなどにも拘る。
男性にとっては、自分に自信が持てるようなセックスかどうか、こそが重要であり、相手を満足させるセックスかどうか、というのは大きな問題ではない。もちろん「女性をイカせられる」ことは大きな自信の源ではあるのだが、ほとんどの男性は女性の「イったふり」にころりとだまされてしまう。「本当に女性がイったかどうか」とは関係なく、とりあえず表面的にイった様子であれば自信が満足されるので、そこから先は注意が及ばなくなる。

風俗にやってくる男性客は、単に気持ちよくなって射精できれば良いというわけではなく、「女性とセックスすること」による自信を求めていることが大半である。なんせ「女性とセックスする機会がない」ということ自体が自信を大きく損ねてしまうので、風俗でも何でもいいからセックスできることは重要なのだ。
指入れもそうした「自信を持つ」ための手段の一つである。特に「自分は早漏である」という自信喪失要素を抱えている男性の場合、たいへん大きな手段であると言ってよい。
指入れが女性にとって本当に気持ち良いかどうかというのは、男性にとってあまり重要ではない。多くの男性は「指入れで女性をイかせられる」という情報をアダルトビデオなどによって頭に刷り込まれており、それですでに頭の中に「自分の世界」を構築してしまっている。この世界をなぞることで自信を得ようとしているのが男性客の指入れ行動である。
いったん構築された世界を修正することはなかなか難しい。世界を無理矢理壊そうとすると、男性はむきになって防衛に走る。

このような男性客をうまく躾けるためには、おそらく「他の方法で自信を持たせる」という飴とセットでの調教が必要と考えられる。

追伸:
男性客の指入れ問題について語っている blog は結構ある模様なので、ここを 指入れリンク集 と命名し、見つけるたびに追加していこうと思う。
みなみの疑問 (★みなみの閻魔帳★)