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第60回カンヌ国際映画祭 −カンヌのできごと−
第60回カンヌ国際映画祭
第60回カンヌ国際映画祭特集


60周年記念作品『To Each His Own Cinema』



本日(5月20日)、朝の8時半から、60周年の記念映画が
上映されました。ヴィム・ ヴェンダース、テオ・アン
ゲロプロス、ロマン・ポランスキーといった、世界各国
から集まった巨匠たちの中には、日本から北野武が参加。
“映画館”をテーマに、思い思いのイマジネーションを、
3分間で表現したオムニバスです。特に好評だったのは、
コーエン兄弟、ウォルター・サレス、北野武、ロマン・
ポランスキーの作品。

上映直後の記者会見には、この企画に参加したほとんどの
監督が顔を揃え、まさに圧巻という迫力でした。
忘れられない映画は何かの質問に北野監督は、「中学生の
時、兄と一緒に『鉄道員』を見た帰り、悪いやつに捕まっ
てかつ上げされた。映画自体とても悲しいストーリーだけ
ど、思い出すたびに、あの日とぼとぼと家に帰った、暗い
記憶が蘇える」と答え、笑いを誘っていました。

ところでこの会見では、記者たちの的外れな質問に、ぶち
切れしたロマン・ポランスキーが途中退場するなど、ハラ
ハラさせられる一場面もありました。


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